オープンワールド・ローグライトACT『Hyper Light Breaker』来年1月15日にSteam早期アクセス配信へ。協力プレイ対応、幻想荒廃世界スタイリッシュ冒険ゲーム

パブリッシャーのArc Gamesは12月12日、Heart Machineが手がける『Hyper Light Breaker』の早期アクセス版を2025年1月15日に配信開始すると決定した。対応プラットフォームはPC（Steam）。Steamストアページによると、日本語表示に対応する予定。

『Hyper Light Breaker』はオープンワールドのアクションアドベンチャーだ。本作はソロおよび3人までのオンラインマルチプレイに対応している。

舞台は混沌に満ちた大地Overgrowth。戦争によって荒廃してしまい、人類社会が存亡の危機を迎えている世界Hyper Lightの一部だ。プレイヤーは文明を立て直す存在Breakerとして、Overgrowthを支配するAbyss Kingを倒すのが目的だ。そのためにはまず、各地を旅して武器やアイテムを集めつつ、Abyss Kingを守護するCrownたちを倒さなければならない。なお、本作は同じHeart Machineが手がける『Hyper Light Drifter』の数十年前を舞台としており、世界観に繋がりがあるようだ。

Breakerは近接武器と遠隔武器の二種を持って戦闘をおこなう。トレイラーでは剣やハンマー、かぎ爪やハンドガンなど、多種多様な武器が確認できる。また、戦闘アクションには無敵時間のある緊急回避や、敵の攻撃を受け流すパリィや壁走りが存在。探索を通して、新たなスキルを会得することも可能だ。

Overgrowthのフィールドは自動生成で作られ、武器やアイテムといった戦利品、バイオームやモンスターの位置などが毎プレイごとに異なる。マップは広大なものの、ホバーボードやグライダーでの高速移動が可能だ。

本作のストーリーは、フィールド上に点在するCrownを倒すことで進行してゆく。しかしCrownは鍵のかかったダンジョンに潜んでおり、そのまま挑むことはできない。エリート級のモンスターを倒すことで、鍵を一定数手に入れる必要があるのだ。早期アクセス版では二体のCrownが実装され、アップデートで追加されていくとのこと。

そして、プレイヤーはCrownに挑戦することなく、ハブワールドであるCursed Outpost（呪われた前哨地）に帰還する選択肢も与えられている。ハブでは探索で持ち帰った武器の強化や、新たなアイテムの獲得が可能。ほかにも、NPCと会話したり、アイテムを購入することもできるようだ。

また、キャラクターが死亡した場合はポイントを得てハブで復活をする。ポイントを利用してステータスや武器の強化、Crownたちの記憶の解読がおこなえる。さらに、ゲームオーバーになるたびにハブ空間が拡張され、Overgrowthのフィールドが生成され直す。そうしてまた、新たなマップを舞台に探索に繰り出すことができる。

本作を手がけるのは、アメリカのロサンゼルスに拠点を置くHeart Machineだ。過去に手がけた『Hyper Light Drifter』と『Solar Ash』はSteamユーザーレビューがそれぞれ10000件以上と1000件以上寄せられ、いずれも「非常に好評」のステータスを得ている。本作はそんな高評価タイトルを送り出してきたスタジオの新作として登場するわけだ。

本作が早期アクセス版として配信される理由として、ユーザーのフィードバックを取り入れ、バランスのとれた汎用性と完成度の高いゲームにするためとしている。また、ゲーム開発に過酷なスケジュールを持ち込まないため、充分な時間を確保するという意図もあるそうだ。正式リリースにあたってはキャラクタースキンの追加、武器やカスタマイズ要素の追加と調整、完成したストーリーの実装などが予定されている。

なお、本作は当初、早期アクセス版のリリースを2023年秋と予定していた。しかし、スウェーデンのゲーム企業Embracer Groupがゲームパブリッシャーの売却と買収を繰り返していたことが、本作の開発進行に影響を与えたようだ。Heart Machineの創業者であるAlx Preston氏は2024年5月のインタビューにて、ゲーム本編のクオリティアップも延期の理由としつつ、パブリッシャーの再編とそれにともなうレイオフに振り回されたと語っている。（GamesRadar＋）

『Hyper Light Breaker』は2025年1月15日、PC（Steam）向けに早期アクセス配信が開始予定。