ウイルスまみれ“古のPC風”ヴァンサバライク『Antivirus Survivors 2003 Professional』好評率98%でブレイク中。敵も倒すしポップアップも閉じる、画面ずっとうるさい地獄のデスクトップ

9月28日に配信された『Antivirus Survivors 2003 Professional』がさっそく高い評価を集め、Steamユーザーレビューでは「非常に好評」ステータスを獲得している。

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デベロッパーのShaun Hammond Business Solutions Limitedは9月28日、『Antivirus Survivors 2003 Professional』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は配信直後から高い評価を集め、Steamユーザーレビューでは「非常に好評」ステータスを獲得している。ゲーム内は日本語表示に対応している。

『Antivirus Survivors 2003 Professional』は、大量の敵を倒しながら強化を重ねる、いわゆる“ヴァンサバライク”のローグライクシューターだ。家族のコンピューターがウイルスやアドウェアに感染したという設定のもと、プレイヤーはマウスカーソルを操作して次々と現れる敵と戦っていく。フォルダ内を移動しながら経験値や鍵を集め、さまざまなファイルをダブルクリックして武器や能力を強化。1回のプレイはおよそ30分から40分となる。

本作の大きな特徴となるのが、2000年代初頭のPC環境を、ヴァンサバライクのゲームシステムへ落とし込んだような作りだ。武器は「ピンボール」や「ソリティア」、「ファイアウォール」など全24種類が存在。それぞれ専用の「Drivers」で性能や挙動を変化させられるほか、戦闘中にファイルを開いてアップグレードを入手したり、Keygenから得た鍵で「Plugins」を導入したりと、PC操作を思わせる手順を通じてビルドを強化していく。ファイルは全33種類、Pluginsは全62種類が用意されており、組み合わせによって武器やプレイヤー能力を変化させられる。レベルアップ画面も文書作成ソフト風のウィンドウとして表示されるなど、強化そのものがPC操作になぞらえられている。

プレイヤーとなるカーソルにも複数の「Cursor Class」が用意され、難易度はProtocol IからVまでの5段階。「Policies」と呼ばれる特殊ルールを組み合わせてプレイ条件を変えることもできる。一方、戦闘中には怪しげな広告や警告のポップアップが次々と出現し、敵を避けながらウィンドウにも対処することになる。そのほか、18種類の恒久アップグレードや18種類のプレイヤーステータス、200件を超えるタスクも収録。81種類の壁紙と8種類のテーマによるデスクトップのカスタマイズも可能で、ボスおよびミニボスは計6種類が登場する。

本作は製品版の配信以前から注目を集めていた。2月13日に配信されたデモ版のSteamユーザーレビューは、本稿執筆時点で614件中98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。開発者による2月25日の報告ではデモ版を6000人以上がプレイし、ウィッシュリスト登録数は1万3000件を突破していた。その後、5月3日にはウィッシュリスト登録数が3万8000件に達したことも報告されている。

そして、9月28日に製品版が配信されるとすぐさま注目を集め、Steamユーザーレビューは本稿執筆時点で202件中98%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作は、2000年代PC風の画面や操作をヴァンサバライクのゲームプレイへ落とし込んでいる点が持ち味だ。敵の群れをかいくぐりながらファイルを開き、ダウンロードやプラグイン導入でビルドを強化。さらに画面を埋め尽くすポップアップにも対処する必要があり、戦闘とPC操作が同時進行する慌ただしさが特徴となっている。そのほか、初期のインターネットやPCを思わせるビジュアルと演出、サウンドトラックなどが評価されている。

本作の開発を手がけるShaun Hammond Business Solutions Limitedは、ニュージーランドを拠点とするShaun Hammond氏によるデベロッパーだ。Hammond氏はゲーム業界で10年以上の経験をもつUI・UXデザイナーで、2014年にNew Blood Interactiveでキャリアを開始。その後はRocketWerkzやUsual Suspects Studiosに所属し、『Stationeers』『ICARUS』『It’s Only Money』などの開発に携わってきた。

そして本作『Antivirus Survivors 2003 Professional』は、Hammond氏が基本的に一人で開発を進めてきた作品とのこと。7月14日のアップデート告知では、本作についてソロ開発を続けてきたことを明かす一方、キャラクター「Virry」のアニメーション制作やローカライズでは外部から協力を受けたと説明している。2000年代PCの懐かしさと“ヴァンサバライク”を掛け合わせた独特の遊びが気になる方は、まずはデモ版から触れてみてはいかがだろうか。

『Antivirus Survivors 2003 Professional』はPC(Steam)向けに配信中。リリース記念セールとして10月9日までは定価から10%オフとなる税込711円で購入できる。デモ版も配信中だ。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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