カニ格闘アクション『カニノケンカ・ニ Fight Crab 2』グラフィックアプデで、カニたちが艶やか美麗化。ハイエンドグラフィック版がベータ解禁

PLAYISMおよびカラッパゲームスは7月1日、『カニノケンカ・ニ Fight Crab 2』にてベータブランチを公開した。同バージョンはハイエンドグラフィック版となっており、より美麗な画面で甲殻類の戦いが描かれるようだ。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMおよびカラッパゲームスは7月1日、『カニノケンカ・ニ Fight Crab 2』にてベータブランチを公開した。同バージョンはハイエンドグラフィック版となっており、より美麗な画面で甲殻類の戦いが描かれるようだ。ハイエンドグラフィック版は、今後通常版からのアップデートを予定しているという。

『カニノケンカ・ニ Fight Crab 2』は、巨大なカニたちが相手をひっくり返すべく争う、コンバットアクションゲームである。2020年にリリースされた前作『カニノケンカ』では、地上を支配したカニたちが甲殻の掟に従って戦う、物理演算を採用したカニたちのひっくり返しバトルが展開されていた。


本作でも武器やハサミを使ってダメージを与え、相手のカニをひっくり返せば勝ちになるなど、甲殻類の戦いの基本は変わっていない。本作では前作の操作に加えて、新たに遊びやすいモダン操作が用意されている。新たにヒトも登場しており、プレイヤーはヒトを操作して武器の運搬や投擲、集団戦ではカニの乗り換えもできる。また1人用のゲームモードとして、キャリアモードが登場。同モードでは、トレーニングやリーグ戦など、最強の甲殻類を目指してカニたちを鍛え上げていく3年間の日々が描かれている。

システム面では、オンライン/オフラインマッチに対応しており、VRoid Hubの関連機能を使ったヒトの見た目カスタマイズも可能。モダン操作やキャリアモードによって、遊びやすく味わい深く進化した、新たなカニたちの戦いが展開されているのだ。なおSteamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で67件中94%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。


そんな本作において、7月1日に配信されたVer.0.7.17.0ではベータブランチが公開。従来のバージョンとセーブデータ互換性があり、オンライン対戦も可能なハイエンドグラフィック版がプレイ可能となっている。より美麗な画面を目指したハイエンドグラフィック版は、まずはベータ版として公開されている。Steamのライブラリから本作のプロパティを開き、ベータタブ内のベータへの参加から「highend_graphics – High Definition Render Pipeline Version」を選択すると、ハイエンドグラフィック版へと切り替えられる。


実際にハイエンドグラフィック版へ切り替えてみると、従来のバージョンとはステージやカニの見た目が変化していた。リングや砂漠ステージでは、背景が明るく変化。カニの見た目にも影響があり、環境にあわせてより色鮮やかに表現されているようだ。開発者ぬっそ氏のポストを考慮すると、現行バージョンではレンダーパイプラインにURPを採用していたが、ハイエンドグラフィック版ではHDRPへと変更されていると見られる。

両者はともにUnityのレンダーパイプラインだ。URPはHDRPと比較した際の処理負荷の軽さもあり、モバイルからコンソールまで幅広くカバーすることが可能。一方でHDRPは高精細な写実性が特徴となっており、必要なスペックが高くなるため高性能ハード向けの機能とされている。本作でもHDRPを採用し、よりリアルで“艶やかなカニ”の表現を目指しているのかもしれない。

なおハイエンドグラフィック版は開発中のため、予期しないバグが発生する可能があるという。設定のクオリティを変更することで、現行バージョンで必要なスペックと変わりなく動作するように開発されているそうだ。

『カニノケンカ・ニ Fight Crab 2』は、PC(Steam)向けに通常価格税込1480円で早期アクセス配信中。7月12日までの期間は、20%オフの1184円で購入できる。またハイエンドグラフィック版は、まずはベータ機能を通して公開中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

Articles: 2548