リアル日本レース『Forza Horizon 6』の自動運転、“イカつい”と恐れられる。安全二の次、目的地最優先AI

レースゲーム『Forza Horizon 6』における、自動運転機能が一風変わった注目を集めている。

5月15日より先行アクセス配信中のレースゲーム『Forza Horizon 6』にて、自動運転機能が注目を集めている。AIによる運転が荒くて、恐怖を感じるプレイヤーもいるようだ。

本作は、オープンワールド・ドライビングゲーム『Forza Horizon』シリーズの最新作だ。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|Sで、Xbox/PC Game Pass向けにも展開。PS5向けには今年後半の発売が予定されている。世界各地を舞台としてきた同シリーズにて、『Forza Horizon 6』ではついに日本が舞台に。東京の繁華街や田舎、峠道から雪山まで、さまざまなロケーションでのドライブやレースを楽しめる。

本作には新たな機能として自動運転(AutoDrive )が搭載されている。目的地を設定した状態で、音声AIであるANNAを通して自動運転を有効にすると、目的地までAIが運転してくれるのだ。自動運転中にはプレイヤーの操作で周囲を見渡せるほか、ワンボタンでシネマティックモードに変更することもでき、カットシーンのような画角とともにリアルに再現された日本の風景を楽しめる。なお、アクセルやブレーキ、ハンドル操作によって自動運転を解除可能だ。

そんなAIによる自動運転が「荒い」として注目を集めている。海外コミュニティRedditに投稿された動画では、片側2車線道路で前方の車を追い越すために中央分離帯に乗り上げるばかりか、そのままガードレールを破壊しながら強引に進み続ける様子が確認できる。また、150km/hほどのスピードで対向車線に突っ込むような事例も存在。そのほか、Xでは自動運転のさまざまな失敗例も投稿されている。

近年は現実世界でも自動運転の技術が発展し、海外では自動運転タクシーが実用化されている事例もある。当然ながら現実の自動運転では、衝突や事故を起こさないよう極めて高度な安全技術が求められる。本作の自動運転は、現実の「安全であるべき自動運転」とはかけ離れていることから、恐怖を感じるプレイヤーもいるようだ。

とはいえ、本作はゲームであるため、安全であるよりも快適に目的地に到達することを優先して作られているものと思われる。一般車両が少な目の道では、300km/hに達するほどのスピードで滑らかに車両を避け、しっかりと減速して安定してカーブを曲がる様子も投稿されている。こちらの投稿者は自分が操作するよりも運転が上手いと評している。

筆者もさまざまな場面で自動運転を試したところ、多くの場面では上手い運転を披露してくれることを確認できた。ただし、交通量や車両の性能によって事故を起こすこともある。本作では「前方の車を避ける」ことの優先度が高く設定されているようで、車を避けるためなら障害物があろうとお構いなしに突っ込んでいくのだ。また、ドリフトしやすくカスタムした車では、頻繁に横滑りが発生するため事故を起こしやすかった。そもそも本作の自動運転は目的地に着くことが最優先であり、「停止」という選択肢がないため多少の衝突や事故は仕方ないだろう。なお、車両をダウングレードするようなカスタマイズによって最高速度を制限すれば、ゆっくりとした自動運転も可能だ。

ちなみに、本作の自動運転は敵の車両と競うレースイベントでも使用可能。レース中は一般車両がおらず、道なき道を走ることもあるため、オープンワールドをドライブ中の自動運転とは異なる挙動になるようだ。レースイベントの難易度を下げ、適切な車両に乗れば自動運転のみで勝利することもできるかもしれない。本作は、曲がるためにしっかりと減速が必要なシミュレーター寄りの挙動であるため、そうした挙動が苦手な方はレースを自動運転に任せてみてはいかがだろうか。

『Forza Horizon 6』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに5月19日発売予定で、Premium Edition購入者向けには先行アクセスとして配信中。発売日にはXbox/PC Game Pass向けにも提供される。また、PS5向けには2026年後半に発売予定だ。

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Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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