発売延期になった『アサシン クリード シャドウズ』、豪華版の「発売3日前の先行プレイ」が撤廃へ。ゴールドエディションは“消滅”か


Ubisoftから2025年2月14日にリリースされる予定の『アサシン クリード シャドウズ』。Ubisoftは、本作の各種エディションに同梱される発売3日前のアーリーアクセスを取りやめる意向を示した。あわせて、コレクターズエディションの価格も変更されることが明かされた。

『アサシン クリード シャドウズ』は、『アサシン クリード』シリーズの最新作だ。舞台となるのは、安土桃山時代の日本。天下統一に向けた戦乱の時代にて、伊賀出身の忍かつアサシンである奈緒江と、アフリカ出身の侍である弥助が、互いに相通ずる使命を見出し、新たな時代を目前にした大いなる戦いの行方に深く関わっていく。

本作については、主人公のひとりである弥助が「侍」という設定であることや、ゲーム内の時代考証、あるいはゲーム内アセットの権利問題などで議論を呼んでいた(関連記事)。加えてもともと11月15日の発売予定だったものの、ゲーム体験を磨き上げ、いくつかの重要な要素をさらに向上させるにはもう少し時間が必要だとして、来年2月14日への発売延期が発表(関連記事)。あわせて予約購入者向けには返金対応がおこなわれた。


今回Ubisoftは、そんな『アサシン クリード シャドウズ』について、当初予定されていたアーリーアクセスを中止する見込みであることを公式Discordサーバーにて発表した。本作におけるアーリーアクセスは、もともとゴールドエディション以上のエディションに付属するとされていた特典で、最大で発売の3日前からゲームがプレイ可能となるものであった。

なお以前におこなわれた投資家向けの説明では、本作ではシーズンパス制が廃止されることも明らかにされている(関連記事)。当初ゴールドエディションではアーリーアクセス権とシーズンパスの提供が追加の内容としてアナウンスされていたが、これで同エディションにおける追加要素がすべてキャンセルされたこととなる。ゴールドエディションはかねてより一部ストアでパッケージ版の発売中止などもアナウンスされており、エディション自体が取り下げになるとみられる。


そしてシーズンパスの廃止にあたって、コレクターズエディションの希望小売価格が調整されることも明かされた。発表当初は279ドル、日本向けには税込3万4980円と案内されていたが、内容の変更を受け、229ドルへの値下げがおこなわれるようだ。日本向けの価格の変更はまだ公開されていないが、今後SNSなどで情報が公開されると思われる。

なおコレクターズエディションに同梱される「アルティメットパック」や、フィギュア、アートブック、ワールドマップなどの各種物理コンテンツについての変更はないようだ。現時点でSNSや公式サイトにおいて、Ubisoft公式/Ubisoft Japanからの発表はないものの、先述のエディションの内容変更なども改めて案内されると考えられる。気になる人は、各種SNSなどを確認しておくのも良いだろう。

アサシン クリード シャドウズ』は、PC(Steam/Ubisoft Store/Epic Gamesストア/Mac App Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに、2025年2月14日に発売予定だ。