Googleでお気に入り登録

Hong Kong Spiral Rising Technologyは9月8日、『デュエットナイトアビス(デナアビ)』に向けて新バージョン「22匹目の楽園の白ウサギ」を配信開始した。新マップ「アルカノの町」が追加されたほか、新キャラクターも参戦。謎だらけで不穏な新章の物語が楽しめ、さらに遊びやすさの改修もおこなわれた大型アップデートとなっている。

『デュエットナイトアビス』は基本プレイ無料のアクションRPGだ。対応プラットフォームはPC(公式サイト/Steam/Epic Gamesストア)/iOS/Android。大きな特徴として、本作にはいわゆるキャラクターガチャが存在しない。実装されるキャラと武器はすべてゲームプレイを通じて、無料でアンロック可能である。

本作の舞台となるのは魔法と機械が共存し、人間や亜人らが住む世界だ。しかし亜人のなかでも角をもつカロン族は悪魔と呼ばれ、主な舞台となる帝国では厳しい差別にさらされている。カロン族と人間族からそれぞれ主人公が登場し、身分や立場がまったく異なる二人の視点から物語が描かれる。

バトルにおいては、キャラクターは近接武器と遠距離武器を自由に装備し、これをシームレスに使い分けて敵と戦っていく。さらに仲間キャラを二人まで呼び出して一緒に戦わせることができ、自由度の高い編成を組みながら、敵の大群やボスと戦っていくゲームとなっている。

そんな『デナアビ』に向けて、今回新バージョン「22匹目の楽園の白ウサギ」が配信された。アップデートの配信に先がけ、弊誌は新バージョンの開発中ビルドを先行体験する機会を得た。本稿ではその見どころを紹介しよう。なお、試遊は開発中のバージョンでおこなったため、製品版とは異なる部分がある可能性があることに留意いただきたい。


“廃墟観光”が楽しめる新マップ

まず今回のアップデートでは、新エリアとして「アルカノの町」が追加されている。アルカノの町はかつては観光でにぎわう賑やかな都市だったが、戦争で破壊されてしまった土地だ。有毒物質が土に染みこんでしまったため、周辺一帯は人の住めない場所になっているという。エリアのカラーとしては全体的に赤茶けており、木々は多いが荒涼とした印象を受ける。そして中心には、かつての町の象徴だった遊園地の廃墟が残されている。

廃墟そのものは比較的綺麗に残っており、観覧車やティーカップ、ジェットコースターといった遊具がそのまま残っている。しかし放置されていた遊園地の廃墟は草木に飲み込まれつつあり、遊園地の楽しさというよりは不気味さの方が強い雰囲気だ。メインストーリーの奇妙な展開と合わさって、エリア全体にはどことなく不穏さが漂っている。


不穏すぎる新章ストーリー

追加されたメインストーリーでは久々に人間側の主人公の話が展開される。人の住めない土地のはずのアルカノの町を訪れた主人公は、思いがけず“住民”に遭遇する。話によると「ウサギママ」という人物が人々を集めていて、“楽園”を築いているのだという。そして予想外なことに、住民は「主人公も子どもの頃はここに住んでいた」と言い出す。しかし昔の記憶がない主人公は肯定も否定もすることができない。そうして主人公は覚えのない思い出を語られつつ、町に深入りしていくことになる。

そんな新ストーリーの重要キャラとして、前回バージョンで実装されたプレイアブルキャラの「エイダ(??)」が登場している。エイダ(??)は一見無邪気でかわいらしい少女だ。CVは雨宮天さん。天真爛漫といった感じのエイダ(??)は、主人公の幼なじみを名乗って近づいてきて、遊園地の廃墟を案内してくれる。

しかしなぜこんな少女が荒地に住んでいるのか、そもそも名前の(??)はなんなのかなど、彼女の素性は謎だらけ。全体的に怪しさと満ちている。自然と先が気になる展開である。不穏さが漂うなか、話を進めるにつれて“楽園”の真相が明らかになっていく、どことなくホラー感のある章となっている。


ダウナー暗殺者少女の新キャラ

そして今回のバージョンの新プレイアブルキャラとして「フォルス」が実装されている。CVは今井麻美さん。設定としてはフォルスは帝国の元軍人で、粛清などの汚れ仕事をこなしていた暗殺者だ。軍の高官であるフルヴィスに「お前はほかのカロン族とは違う」と声をかけられ、副官として絶対的な忠誠を誓っていた。性格的には暗殺者らしく、ダウナーで物静かな女性である。

しかしある事件でフルヴィスに裏切られ、危うく命を落とすところだったフォルスは、自分もまた捨て駒であると悟り、フルヴィスの優しい言葉は全て噓だったことを知る。大怪我を負いつつ軍を脱走したフォルスは自暴自棄になっており、フルヴィスへの復讐だけが人生の目標になっている。内心では、これまで多くの人を暗殺してきた罪の重さと、信頼していた上官に見捨てられた事実に苦しんでいるようだ。

ゲーム上の性能としては、双剣を得意とする火属性のアタッカー。双剣で攻撃するたびに自傷ダメージを受け、減ったHPの分だけ攻撃力が増す強化スキルを持っている。リスキーな性能ではあるが、攻撃スキルのシャドウストライクでダメージを与えると回復ができる。任意のタイミングで自己回復できるため意外とタフだ。HPが減るほど攻撃力が上がる背水ビルドと相性がよく、対ボス戦ではかなりの火力を出すことができる。

実際に動かすと、強化バフを付けてバリバリ殴ると敵が溶けていき、自傷ダメージで本当に死にそうになったらシャドウストライクで回復しつつ敵を殲滅するといった立ち回りになる。自暴自棄の凄腕暗殺者というキャラ設定とよく嚙みあった性能で、スタイリッシュな双剣モーションでの素早い近接戦闘を繰り広げられるため、使っていて楽しいキャラだ。

またフォルス用の限定スキンとして、「漆黒のアルテミス」もあわせて登場。デフォルトの衣装のイメージを保ちつつ、暗殺者としての禍々しさと軽快な動きをより強調した、特別なデザインの衣装となっている。限定スキンは例によって自由に色を変えることができるため、好みの彩色を施して楽しむのもよいだろう。ちなみにヒルダ/カミラ用の専用スキン「誘惑の夜」も引き続き、期間限定で入手可能だ。


素材も新キャラも手に入りやすくなり、グッと遊びやすく

なお、今回のアップデートではプレイのしやすさを高める数々の改修が実施されている。テストサーバーでは確認できなかったものの、まず新キャラ入手のために挑む必要があるバトルコンテンツ「体験型劇場」が緩和。これまで弱点属性がシーズンごとに固定だったところ、好きな属性を自由に選べるようになるという。属性ごとにキャラを育てなくてもチャレンジしやすくなり、より新キャラを入手しやすくなるようだ。

また「体験型劇場・華麗なる共演」にも修正が入るという。同モードは最近実装されたレイドボス風のコンテンツで、他のプレイヤーがボスを倒してくれても大量の育成素材が手に入り、一度クリアするだけでも複数キャラを最大レベルまで育成できるほど大量に素材がドロップする。初心者でも利用しやすく、素材の大盤振る舞いっぷりが特徴のコンテンツだ。しかし挑戦には消費アイテムの「依頼手帳」が必要になるなど、参加に一定のハードルが存在した。今回のアップデートで無料挑戦回数が追加されるなど、より手軽に利用しやすくなる変更が施されているようだ。

本作は育成素材集めなどには結構なクエスト周回が必要になり、新キャラを入手するためにもなかなかの高難度コンテンツをクリアする必要があるなど、ある程度のやり込みを前提としたところがある。しかし上記の変更などにより、サクッと育成素材を集めて新キャラ入手に向かいやすくなっている。さらにビルドを組むのに重要な魔の楔が大量にドロップするイベントなども開催されており、初心者はもちろん、ブランクがある状態でも復帰しやすい状況だ。興味のある方はぜひプレイしてみてほしい。

デュエットナイトアビス』はPC(公式サイト/Steam/Epic Gamesストア)/iOS/Android向けに配信中。

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

Googleでお気に入り登録
Akihiro Sakuraiのアバター