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期待されたアメリカ高校オープンワールド『Agefield High: Rock the School』不評殺到、波乱のスタート。壁抜けも床抜けも多発、憧れの青春とだいぶ違う
アメリカの高校生活を題材にしたオープンワールドゲームという稀有なコンセプトで注目を集めていた作品だが、Steamユーザーレビューは記事執筆現在「やや不評」となっており、厳しい評価に直面している。

デベロッパーのRefugium Gamesは8月13日、『Agefield High: Rock the School』の配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。アメリカの高校生活を題材にしたオープンワールドゲームという稀有なコンセプトで注目を集めていた作品だが、Steamユーザーレビューは記事執筆現在「やや不評」となっており、厳しい評価に直面している。
『Agefield High: Rock the School』は2000年代初頭のアメリカを舞台に、高校生となって生活するオープンワールドゲームだ。主人公のSamは卒業まであと3か月というタイミングで両親の都合により引っ越すことになり、Agefield高校に転校。新たな街にやってきたSamは、残り少ない高校生活を謳歌する。

本作の目的は、卒業までの数カ月の間に学校を「震撼させる」ほどの伝説を残すこと。転校してきたばかりの主人公Samは、転校初日に声をかけてきたクラスメイトと協力し、とある計画を実行に移す。本作では32種類のメインミッション、15種類のサイドミッションが用意され、公称プレイ時間は8〜10時間ほど。エンディングは2種類存在するという。
ゲームプレイは、まずは通常の高校生と同様に高校に通うことが出来る。学校では授業を受けることができて、受講できる科目は英語、数学、地理、ドイツ語、音楽の5種類。しかし本作では授業をサボることも可能。学校の外には、都市部や田園地帯といった舞台が広がっており、自転車などを使って街中を自由に探索できる。サイドミッションではお金を稼ぐことができ、ショップで服やバイク、さらにはエッチな雑誌まで買うことができる。
本作は2025年7月に発表されるとまたたく間に注目を集めた。学園を舞台に自由に“いじめ”をおこなえるRockstar Gamesの人気作『BULLY』を彷彿させるオープンワールドゲームとして、高い関心を得ていたのだ。そして2026年8月13日についに発売を迎え、当日にはSteamでの最大同時接続者数が2400人に達するなど、一定の盛り上がりを見せた(SteamDB)。一方、Steamユーザー評価は記事執筆時点で、好評率30%の「やや不評」ステータスとなっており、厳しい船出となった。ゲームコンセプト自体は評価する声は多いものの、バグや挙動の不安定さといった不具合が致命的な欠点として受け止められているようだ。

特に目立つ不満の声はクラッシュの多さについてだ。会話中やメニューを開いただけで落ちてしまうといった報告が相次ぎ、まともにゲームをプレイすることもできないユーザーが多くいる様子。なかにはゲームの起動自体ができないと訴えるプレイヤーも複数見受けられ、早急な対応が求められるところだろう。ゲームパフォーマンスについても手厳しい評価が寄せられており、推奨スペックを満たしていてもカクつくほどフレームレートが低下するという現象が報告されている。さらには、バグやグリッチの多さを指摘する声も目立ち、キャラクターが壁や人にひっかかって動けなくなるケースや、逆に壁をすり抜けてしまうという報告も上がっている。
また、ゲームプレイ自体への評価も厳しいものとなっている。戦闘システムに難点があり、パンチの他に、ブロック ・突き飛ばし・キックのアクションをつかいわけて戦う仕組みだが、単調な上に、洗練されてないカメラワークも相まって操作感が悪い。アニメーション面でも課題が残り、キャラクターの表情からは生気が感じられないうえに、会話中のリップシンクはセリフとまったく噛み合っていない。また、マップ上を歩くNPCの挙動も画一的でロボットのようにみえるときもある。声優の演技にも厳しい声が多く、まるでAIの合成音声のようだとする意見が相次いでいる状況だ。
一方、ゲームコンセプトそのものは好意的に受け止められており、ストーリーや会話文については高く評価するユーザーも多い。また、本作のミッションには「同級生のパンティを盗んでくる」など、学園を舞台にした本作ならではのユニークなものが数多く存在する。 バグやクラッシュなど不具合を解消し、アニメーションを改善すれば素晴らしいゲームになるだろうと期待するプレイヤーも一定数みられる。

本作に低評価が多く寄せられる理由には、発売前から大きな注目を集めていた分、その反動で落胆も大きくなってしまった側面もあるのだろう。また、インディーゲームとしてはやや高めとも言える定価3400円(国内価格)という価格設定も、ユーザーの心象を悪くしてしまった可能性もありそうだ。いずれにせよ、現時点では『BULLY』のフォロワー作品として本作に期待していた多くのユーザーの期待には応えられていないかたちだ。
発売当初はバグの報告窓口すら用意されていない点にも批判が集まっていたが、開発元はその後Steam上にバグ報告用のスレッドを新設し、改善へ向けた姿勢を見せ始めている。Refugium Gamesの挽回を期待したいところだ。
『Agefield High: Rock the School』はPC(Steam)向けに発売中。リリース記念セールとして、8月20日まで定価の10%オフとなる3060円で発売中だ。
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