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ヘビサイドクリエイションは7月15日、『たたかう だけ』のSteamストアページを公開。本作は「たたかう」コマンドだけで魔王を殴りに行く、短編RPGだ。

ゲーム制作サークルのヘビサイドクリエイション(Heaviside Creations)は7月15日、『たたかう だけ』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに、2027年リリース予定。『たたかう だけのゲーム』に新規メタギミックや多数のステージなどを追加した、アップグレード版となるようだ。
元となる『たたかう だけのゲーム』は、なんでも拳で解決しようとする姫が「たたかう」コマンドだけで魔王を殴りに行く、短編メタRPGである。同作の舞台は、魔王や魔物などが存在するファンタジー世界。主人公は、むかつく相手は殴るのが淑女の嗜みだという、武闘派の姫だ。同作ではある日、姫が城から抜け出して、魔王を殴りいこうとしていた。拳だけで魔王の元を目指す、姫の戦いが繰り広げられる。

同作では、ストーリー上で姫が敵と遭遇するとターン制のコマンドバトルが発生。プレイヤーは姫のターンごとの行動を選んで、立ちはだかる相手を倒していく。ただし同作では、タイトルどおり「たたかう」以外のコマンドは選べない。姫の「たたかう」は、もちろん拳で殴る攻撃である。ゲーム中盤以降には、HPが半分以下にならないと回復しない主義の僧侶や、皮肉屋の魔道士も仲間に加わるものの、プレイヤーの操作対象は姫だけ。戦いを進めていく中では、ただ攻撃しているだけでは倒せない敵も登場する。
そこで本作では、時には仲間の行動にどうにか干渉するなど、殴る対象を上手く選ぶことでバトルを切り抜けていく。たとえば僧侶に早く回復行動をさせたい時には、姫が味方を殴ってダメージを与える。敵や味方以外の対象が選択可能な場合もあるなど、状況に応じて殴る対象を選ぶメタ要素をまじえたRPGが展開されていた。拳だけで戦う姫などのキャラクターや、メタ要素を含む作品としてはわかりやすいヒントなども特徴だろう。なお同作は、ヘビサイドクリエイションのたらひろ氏と、May氏、えがお犬氏、Authroom氏、水野ちは氏の5名で制作。2026年4月にブラウザ向けとして無料公開され、1週間で1万回以上プレイされたそうだ。


本作『たたかう だけ』は、そんな『たたかう だけのゲーム』をベースに新要素などを加えた新バージョンとなる。プレスリリースによると、新規メタフィクションギミックや大幅なステージ追加などが実施。元の作品はプレイ時間10分程度の掌編だったが、ボリュームは10倍以上になっているという。また姫の戦いはレトロ携帯ゲーム機風の画面で進行していくが、本作では作中でゲームを遊んでいるプレイヤーや父親などが登場。プレイヤーが夢から醒めた時には、現実世界に怪物も現れるという。殴るだけのRPGを軸とした、メタフィクションが繰り広げられるそうだ。『たたかう だけのゲーム』にゲームを遊ぶプレイヤーの世界と物語まで盛り込んだ、大幅なアップグレード版となるのだろう。

本作は、ゲーム制作サークルのヘビサイドクリエイションが手がけている。サークルの過去作としては、『PIANOFORTE』『東京珈琲パンデチカ』などをリリースしている。2026年に配信された『Dyping Escape』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー495件中92%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。同作では、メタ要素を含むギミックや謎解きなどが評価されていた。本作『たたかう だけ』は、『Dyping Escape』でメタ要素も高評価されたサークルによる、新作となるわけだ。関連情報としては、本作は8月8日開催の「東京ゲームダンジョン13」および、8月26日よりドイツで開催予定の「GamesCom 2026」に出展予定。会場では体験版が試遊できるそうだ。
『たたかう だけ』は、PC(Steam)向けに2027年リリース予定。元となる『たたかう だけのゲーム』は、PC(ブラウザ)向けに公開中だ。
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