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話題の時速8000kmレースゲーム『BRAYZ』に“速度盛ってる疑惑”浮上も、開発者が「ちゃんと時速8000km出てる」と実測証明。速度もすごいしコースもデカい
一部で“速度詐称疑惑”が浮上していることを受けて、開発者は実際の速度を示す動画を投稿している。

デベロッパーのstudio nuは6月24日、レースゲーム『BRAYZ』をPC(Steam)向けに正式発表した。機体の最高時速が時速8000キロメートルであると謳われている本作だが、一部で“速度詐称疑惑”が浮上していることを受けて、開発者は実際の速度を示す動画を投稿している。
『BRAYZ』は、近未来の太陽系を舞台とする超高速レースゲームだ。プレイヤーは反重力で浮遊する「アークフレーム」と呼ばれる機体を操り、超高層ビルが立ち並ぶ未来都市や、宇宙まで伸びる宇宙エレベーターなど、未来の太陽系を舞台にしたレースに挑む。本作では64台の機体が同時に出走。最高速度は時速8000kmに達するといい、人類史上最速のカオスなレースが繰り広げられる。

開発を手がけるのは、studio nuのTali氏。これまで同氏のXアカウントでは本作の開発の過程が公開されてきており、ポストはそれぞれ1万件近くのいいねを得るなどたびたび注目を集めてきた。そして昨日には『BRAYZ』のタイトルとともに正式発表された(関連記事)。
ところで、Tali氏は本作に“速度詐称疑惑”がかかっているのを目にしたという。つまり、時速8000キロメートルを掲げる本作ではあるが、本当はそれほどの速度は出ておらず数値を誇張しているのではないかといった反応だろう。SNS上では、時速8000キロメートルの映像には見えないといったユーザーのリアクションをいくつか確認できる。時速8000キロメートルは音速に直すとマッハ6.5。現時点での世界最速クラスの戦闘機がおよそマッハ2~3程度とされているため、そのさらに2倍の速度。「極超音速」を超える領域となる。本当にそれほどの速さなのか、たしかに疑問も浮かぶ。

そうした疑惑を受けて、Tali氏は速度の検証動画をXに投稿した。まず同氏は、Unityのプロジェクト画面にて1フレーム間の機体の座標の差をとることで、(0.3, 7.6, -35.4)という変位ベクトルを算出。そこから1フレームでの移動距離を計算すると、約36.21メートルと求められる。60fpsの映像では1フレームは60分の1秒であるため、これは秒速2172.6メートル、すなわち時速7821.36キロメートルとなる。60fpsに揺らぎがあるため多少の計算誤差は出るとしつつ、表示されている時速7813キロメートルと限りなく近い数値が得られた。ゲーム内の環境では、実際に時速8000キロメートルほどが出ているわけだ。

ではどうして遅く見えるのか。Tali氏は考えられる理由の1つとして、背景のビルが大きいことを挙げている。同氏は「未来の超バカでかいビルの隙間を走ってみたかった」としており、ステージの背景に並ぶ建築物は、映像からイメージするよりも大きなスケールとなっているようだ。加えて道幅の広さも理由として挙げており、これは楽しいレース体験のための工夫であるとのこと。


とてつもない速度が出ているものの、コースが大きいことにより結果として速度が遅く見えている様子。それでは意味ないのではないかという声も聞こえてきそうだが、Tali氏によれば「クルマ同士の相対速度はガチ」だという。作中では時速数千キロメートルの相対速度で抜きつ抜かれつするレースが展開されるとのことで、ライバルの機体が一瞬で後方へと通り過ぎてゆくさまは爽快感がある。レースゲームとして成立させるということを考えると、体感速度自体はむしろちょうどよいのかもしれない。
現実の戦闘機を優に超えるスピードをレースゲームに落とし込んだ本作。発売時期などは明かされていないものの、時速8000キロメートルのデッドヒートを体験してみたい方はぜひチェックしてみてほしい。
『BRAYZ』は、PC(Steam)向けに開発中。
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