“リリース初日限定の無料配布”で話題を呼んだマルチ対戦ゲーム『Nubs!: Arena』、あえなくサービス終了へ。「同接約8000人」記録も右肩下がりで、無念のサーバー閉鎖

RangatangとGlowfish Interactiveは5月7日、マルチプレイ対戦ゲーム『Nubs!: Arena』のサービスを終了すると発表した。6月中旬までにサーバーが停止され、オンライン対戦が利用できなくなるとのこと。

デベロッパーのRangatangとGlowfish Interactiveは5月7日、マルチプレイ対戦ゲーム『Nubs!: Arena』のサービスを終了すると発表した。6月中旬までにサーバーが停止され、オンライン対戦が利用できなくなるとのこと。Steamでの新規購入はまもなく不可能になるが、すでに所有しているユーザーはローカル対戦でのプレイは引き続き可能だという。

本作は、ローカル最大4人・オンライン最大20人でのマルチプレイに対応するアリーナバトルゲームだ。プレイヤーはNubと呼ばれるかわいいキャラクターとなり、地下遺跡のような環境のアリーナステージを舞台にバトルを繰り広げる。ローグライト風の強化システムが用意されており、試合ごとに異なる能力を活用してプレイできるのが特徴の作品だ。

そんな『Nubs!: Arena』がサービスを終了することが発表された。6月上旬から中旬にサーバーが停止され、オンライン対戦機能が利用できなくなるという。本作は対戦専用ゲームであるため、ローカル対戦以外のモードでは遊べなくなるかたちとなる。またサーバーの閉鎖に先立って、まもなくSteamのストアで表示されなくなり、新規購入が不可能になるという。なおすでに本作を所有しているプレイヤーはサーバーが停止される日までは引き続きプレイでき、またローカル対戦で遊ぶことは今後もできるそうだ。

開発元は告知のなかで、楽しくてカオスなパーティーゲームを作ることを目指していたが、すべてが計画通りとは行かなかったと説明。サービス終了について無念をにじませつつ、それでも遊んでくれたプレイヤーたちに対して感謝の言葉を伝えている。

本作はSteamにて2025年5月にリリースされた。定価920円(税込)の作品だが、発売直後の24時間限定で無料配布され話題に。一時は約8000人の同時接続プレイヤーを集めた(SteamDB)。しかし勢いは持続せず、プレイヤー数はまもなく急降下。リリースから1か月後の2025年6月には同時接続プレイヤー数は10人程度まで落ち込んでしまった。非常に厳しい状態が続いていたわけだ。

本作にはユーザーレビューは本稿執筆時点で965件寄せられているが、大半はレビュースコアに反映されない「無料で入手した製品」のタグがついたもの。レビューの多くはプレイ時間が1、2時間程度と非常に短く、無料配布で集まったプレイヤーが定着せずにすぐ離れてしまったことがうかがえる。基本的なゲームプレイは楽しいといった意見も多かった。しかし、本作のメインのゲームプレイとなる「カオスな乱戦」について、ステージの隅で避けることが“結論”になってしまっているとの声も見られ、プレイを続ける魅力に欠けていたと判断されてしまったのかもしれない。Steamで購入したレビューの数は16件となっており、本作を買って遊んだというプレイヤーはあまり多くなかったようだ。

本作はマルチ対戦専用ゲームであるために、一度人口が急減するとまずマッチングが成立せず、プレイすること自体が難しくなってしまう。同時接続プレイヤー数が10人程度に落ち込んでしまった状況では、新規プレイヤーを呼び込んで巻き返しを図ることも難しかったと思われる。そうした厳しい状況が今回のサービス終了の決断につながったのだろう。

『Nubs!: Arena』は、PC(Steam)向けに配信中。本稿執筆時点ではまだ購入可能だが、まもなく新規購入が不可能になる予定。サーバー停止は6月中旬までにおこなわれる見込みだ。

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Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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