マルチプレイ海戦ゲーム『World of Warships』にて「戦艦ウィスコンシン」実装。あわせて“現実のウィスコンシン”の主砲修復応援プロジェクトも開始

 
ウィスコンシンとアメリカ国立海事センター(ノーティカス)

ウォーゲーミングは4月11日、基本プレイ無料海戦ゲーム『World of Warships』のアップデート13.3を配信開始した。本アップデートにて、アメリカ戦艦ウィスコンシンが建造できるプロジェクトがスタート。さらにゲーム内でバンドルを購入することで、利益の100%が現実のウィスコンシンの主砲修復プロジェクトに寄付されるキャンペーンもおこなわれている。


『World of Warships』は、さまざまな艦艇で海戦を繰り広げるオンラインマルチプレイゲームだ。戦艦や航空母艦といった艦艇を操り、プレイヤー同士の対戦が楽しめるランダム戦のほか、Bot艦艇を相手にした協力プレイが楽しめる。本作には過去に実在した、あるいは現存する艦艇が登場。今回のアップデートで登場したウィスコンシンも実在艦のひとつである。

本作のウィスコンシンは、3基の砲塔に9門の高精度な406mm主砲を装備したTier10のアメリカ戦艦だ。ウィスコンシンは高速かつ高い隠蔽性を誇り、展開の早いバトルが得意な艦艇であるという。一方、装甲はほかの戦艦と比べるとやや脆弱であるものの、装甲の脆弱性を「システムの即時再整備」と呼ばれる新たな戦闘命令でカバーしている。この戦闘命令を使用することで、消耗品の準備時間と主砲装填時間を短縮することが可能だ。消耗品には艦艇のHPを回復する修理班があり、修理班を使用できる周期を早めることで、装甲の薄さをカバーできそうだ。


なお、本建造プロジェクトの全30フェーズの艦艇建造プロセスをクリアすることでウィスコンシンをアンロックできる。そのうち28フェーズは、造船所のコンバットミッションで完遂可能だ。また、フェーズをこなす過程でもう1隻のアメリカのTier7戦艦ウェストヴァージニア’44が入手可能となっている。

そして本建造プロジェクトとあわせて、アメリカのヴァージニア州ノーフォークで今も記念艦として現存する、本物のウィスコンシンの主砲修復プロジェクトを支援するキャンペーンも実施。ゲーム内でバンドルを購入することで、その利益の100%がノーティカス財団へ寄付されるという。

なお、実在するウィスコンシンは、1944年にアメリカ海軍に就役した戦艦だ。第二次世界大戦を皮切りに、ほぼ半世紀もの間、さまざまな場面で運用された。ウィスコンシンは2006年に除籍された後、2010年にノーフォークに寄贈され、2012年にはアメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されている。

ウィスコンシンとアメリカ国立海事センター(ノーティカス)

このほか、PvE戦闘が好きなプレイヤーに向けて、プレイヤー5隻で12隻のボットチームに立ち向かうボット有利な“非対称戦”が本日より登場。対人戦が苦手だという人は、この戦闘から本作に触れてみるのもいいだろう。また、本作では5月初旬より、ゴールデンウィークに合わせた日本イベントも開催予定。日本艦長の足利輝や、ルーマニアの6つのスキルポイントをもつ艦長Andrei Teodorescu、艦艇の迷彩などが入手可能になるとのことだ。


『World of Warships』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Microsoft Storeおよび公式サイトで配信中だ。