ロボット工場自動化シム『FOUNDRY』5月3日にSteam早期アクセス配信開始へ。オンラインマルチ対応、ボクセルベースの惑星を好き放題開拓して工場をどんどん拡大

 

Paradox Interactiveは3月21日、Channel 3 Entertainmentが手がける工場自動化シミュレーションゲーム『FOUNDRY』の早期アクセス配信を5月2日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストアページによると日本では時差の関係で5月3日に配信されるようだ。日本語表示にも対応予定とのこと。


『FOUNDRY』は、未知の惑星に工場を建設し、さらに作業を自動化させるシミュレーションゲームだ。ソロプレイに加え、オンラインおよびLAN接続による協力プレイにも対応。舞台となる惑星は、平原からジャングル、山岳地帯までさまざまな環境を有するボクセルベースのマップとして自動生成され、その世界は地底にも広がっているという。

本作にてプレイヤーは、ロボットを一人称視点で操作して工場建設をおこなう。最終的には、高品質なロボット製品を自動で製造することが目的となるようだ。序盤はプレイヤーが自らの手で資源を集めていくことになり、マップをスキャンしながら探索し、装備したドリルで資源を採掘。そして各種工場設備や発電設備を建設していく。工場は、惑星の好きな場所に作ることができるとのこと。

 


工場を自動化させるにあたっては、ベルトコンベアやパイプライン、あるいは地下からのエレベーターなどを配置して、採掘した資源の長距離輸送網、および各種設備を使った工場の組み立てラインを構築していく。また研究開発を進めることで、より高度な技術を利用できるようになる。公開されたトレイラーでは、ダムを建設して川をせき止め、取水した水を活用する様子なども確認できる。

新たな技術を研究しアンロックすることで、工場をより複雑かつ高速にしていくことが可能。そして組み立てラインなどを最適化し、製品の生産量を最大化させるのだ。このなかでは、工場を常にフル回転させられるように電力設備を管理したり、ボトルネックとなっている箇所を見極め、設備のインプットとアウトプットのバランスを上手く調整することが求められるとのこと。

本作のアンロック要素としては、ほかにデコレーションアイテムや、色の変更オプションなども用意される。工場の雰囲気を自分好みに変えるなどして楽しめるのだろう。


早期アクセス配信開始時点では、ゲームプレイのコア要素についてはほぼ完成している状態にあり、トレイラーに映っているものはすべて実装されているそうだ。プレイスタイルにもよるが、プレイ時間にして15〜25時間ほどのボリュームのコンテンツが収録されるという。一方、協力マルチプレイに関しては現状やや安定性に欠けるため、問題が発生した場合はサーバーに再接続したり、ホストサーバーを立て直したりして対応してほしいと呼びかけられた。正式リリースまでには安定化させるとのこと。

そして正式リリースまでは1年以上かかる見込みとされ、開発が進められるなかでコンテンツの拡充などがおこなわれる。具体的には、地下資源の採掘要素の拡大や、工場設備の挙動を制御するロジックゲートの追加、クラフトレシピの追加などが挙げられている。Mod対応も検討しているそうだ。

『FOUNDRY』は、PC(Steam)向けに5月3日に早期アクセス配信予定だ。