ほのぼの和風商店街シム『Minami Lane』Steamにて好評スタート。街づくり・お店経営しながらお客の満足度を高める
デベロッパーのDoot/Blibloopは2月29日、商店街運営シミュレーションゲーム『Minami Lane』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく高い評価を得ている。
『Minami Lane』は、日本風の街の道路沿いに商店街を作り、お店などを運営するシミュレーションゲームだ。指定の目標をこなしていくミッションモードと、気の向くままに商店街を作れるサンドボックスモードが収録。ミッションモードについては、2〜4時間ほどでクリアできるボリュームになるとのこと。
ミッションモードには複数のミッションが用意され、それぞれ異なる街の通りに商店街を作り、指定の目標の達成を目指す。たとえば最初のミッションでは、「タピオカティー屋があり、15人の住民が75%の満足度をもつ商店街」を作ることが求められる。また、12日以内に上記条件の達成というサブ目標も存在する。このミッションを例に、ゲームプレイの流れを簡単に説明しよう。
住民は住居を建てるごとに増えていき、住居はお金を払えば建設可能。一方でタピオカティー屋は、一定数以上の住民と満足度がないと建てられない。そこでまずは住居を建てたうえで、ほかの施設を建設して満足度を高めつつ、お金も稼ぐことになる。このミッションでは、ラーメン屋と公園を作ることが可能だ。
ラーメン屋を建設すると、提供するラーメンのレシピと販売金額を設定できる。具体的には、麺・チャーシュー・玉子・エビの量をそれぞれ設定し、各原価を足した金額に、いくら利益を上乗せして販売するかを決めるかたち。1日をスタートさせるとお客がやってきて、食後帰途につくお客をクリックするとラーメンの感想を聞くことができるため、それをもとにレシピと販売金額を調整することで、ラーメン屋ひいては商店街への満足度が上がっていく仕組みだ。タピオカティー屋などほかのお店でも、やることは基本的に同じである。
別のミッションにおいては、新たなお店が建設可能になったり、お店をアップグレードできるようになったり、また住民の種類による個性が表現されたりなどの要素が追加。徐々に奥深さが増していくなか、目標を達成すべく商店街を拡張させながら運営することになる。商店街のゴミ拾いも忘れずに。
なおサンドボックスモードには、ミッションモードと同様に少ない初期予算からはじめ、建物の建設条件も存在するプランナーモードと、初期予算が豊富で建設条件のないクリエイティブモードが用意されている。
本作はPC(Steam)向けに2月29日に配信開始。本稿執筆時点で、ユーザーレビュー数は約150件とまだそれほど多くはないものの、その内の99%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。ストレスなく楽しめる店舗経営要素に加え、かわいいビジュアルスタイルやリラックスした雰囲気などが評価されている。また、それほどコンテンツ量が多いわけではないが、値段以上の作品であるとする意見もみられる。
『Minami Lane』は、PC(Steam)向けに配信中だ。リリース記念セールとして、3月7日までは20%オフの464円で購入可能となっている。