中世ファンタジー鍛冶屋シム『Medieval Blacksmith』発表。自由に武器をデザインし製作、武器の出来がお客の運命を変える

 

デベロッパーのOGO Playは2月25日、『Medieval Blacksmith』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Medieval Blacksmith』は鍛冶屋シミュレーションゲームだ。プレイヤーは中世ファンタジー世界の新米鍛冶屋となり、武器をデザインして鍛造。客や近所の人と交流しながら自らの店を経営する。

武器のデザインをする際は、刃・鍔・柄・柄頭の4か所でそれぞれ形状と素材を選ぶことになるようだ。刃は複数のデザインを繋げて自由に伸ばしていくことができる模様。パーツの組み合わせによって武器のタイプが決まるようで、ダガーや両手剣、槍など全16タイプの武器が存在。また使用した素材や武器の重心の位置によって、切断力や貫通力など武器の性能が変わってくるという。

デザインが決まったら実際に武器を作ることになる。公開されたトレイラーでは炉に火を入れ、赤熱した金属を叩いて延ばすといった工程が描写されている。焼入れや研磨、試し切りなどをおこなっているシーンも存在し、実際に鍛冶の工程を体験することができるようだ。また魔法の存在するファンタジー世界が舞台の本作では、金属など素材には架空のものも存在。さらにポーションのようなものを使うことで、光り輝く魔法の剣を作ることもできるようだ。


作った武器は店頭に並べておくことで販売できる。また武器を店頭販売するほかに、カスタムメイドのオーダーが入ることもある模様。オーダーに対してどのような武器を作ったかによって、客の運命が変わることになるという。騎兵と決闘する予定がある客に対してダガーを作るかロングスピアを作るかといった選択や、The White Forestの“Kurgan”を狩るハンターに対して金と銀どちらで武器を製造するか、といった問いかけがなされることになるという。よい鍛冶屋になるためには技だけでなく知識も必要とのことである。

また本作にはストーリー要素も存在。プレイヤーは町の一員として近所の人と交流するうちに、権力争いに巻き込まれることになるようだ。町の権力者に協力するのか刃向かうのか、あるいはそれ以外の道を探すのかといった決断が描かれるという。そうしてさまざまな体験をしながら、世界に名を轟かす名工を目指すことになるようだ。


本作を手がけるOGO Playはトルコ・アンカラに拠点を置くゲームスタジオだ。2022年に設立されたスタジオで、PC向けにゲームをリリースするのは本作が初めてのようだ。芸術と技術を組み合わせ、世界中の人に遊んでもらえるゲームの製作を目指しているという。

『Medieval Blacksmith』はPC(Steam)向けに配信予定だ。