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『アズールレーン』開発元新作『アズールプロミリア』は美少女に釣られた人を「モンスター厳選ガチ勢」に変える。太ももより個体厳選、胸元よりバトル
『アズールプロミリア』CBTのプレイを通して感じた、美少女の魅力と並び立つ「モンスター育成ゲーム」としての濃密さを紹介していく。

Yostarは7月2日から7月10日にかけて、『アズールプロミリア』のクローズドベータテスト(以下CBT)を実施中。本稿ではCBTのプレイを通して感じた、美少女の魅力と並び立つ「モンスター育成ゲーム」としての濃密さを紹介していく。
『アズールプロミリア』は、Manjuu Gamesが開発中のファンタジーワールドRPGだ。対応プラットフォームはPC/iOS/Androidで、本作は基本プレイ無料で配信予定だ。舞台となるのは、豊かな自然と多様な文化、さまざまな種族が息づくプロミリア大陸。大陸には「キボ」と呼ばれる幻想的な生き物たちが暮らしており、人々の生活にも深く関わっている。本作では、そうしたキボとプレイヤーの分身である“星臨者”が絆を結び、探索や戦闘、農園管理などを進めていくことになる。

弊誌はこの度、本作のCBTに参加する機会に恵まれた。プレイ前の筆者は、『アズールレーン』の開発元が手がける新作とあって、美麗な美少女キャラクターたちと旅する華やかなファンタジーRPGを想像していた。もちろん、並々ならぬ執念を感じるキャラクター造形やアニメ調のグラフィックは本作の大きな魅力だ。しかし、実際に蓋を開けてみると、冒険の主役に躍り出たのは、美少女たちと並び立つ幻想的な生き物「キボ」の存在だった。フィールドで出会ったキボを仲間に迎え、共に戦い、その背に乗って大空を翔け、農園で共に汗を流す。さらには苛烈な個体差や因子を見極めて泥沼の厳選に身を投じ、専用のキボバトル「キボファイト」へ送り出す。このようにキボは本作の探索、戦闘、育成、ライフサイクル、そしてエンドコンテンツまでを縦横無尽にクロスオーバーする、まごうことなき主役なのである。
筆者は美少女ファンタジーRPGだと思って本作に足を踏み入れたが、気づけば画面の手前にいる水着同然の少女には目もくれず、「次の新種はどこだ」とフィールドを徘徊する密猟者と化していた。そんな、個性あふれる“モンスター厳選オープンワールド”である本作の手触りをお届けしていく。なお、今回はCBT版のプレイに基づくため、正式リリース時には仕様が異なる可能性がある点はご了承いただきたい。
“デニール”までいじれるキャラメイク

ゲーム開始時におこなうのは、プレイヤーの分身となる“星臨者”のキャラクタークリエイトだ。性別は男女から選択可能で、髪の色や耳の形、衣装の色合いなどを細かく調整できる。また、ありがたいことにゲーム開始後にも性別を自由に切り替えられるため、主人公の見た目は手軽に変更できる親切な作りだ。しかし、そんな手軽さとは裏腹に、衣装表現のこだわりに関してはかなりマニアック。筆者が驚いたのは、女性主人公を選択した際に用意されていた「ストッキングの透明度」の調整項目だ。美少女の3Dモデルに力を入れている作品は数あれど、まさかストッキングのいわば“デニール”にまでこだわれるとは。ゲーム開始5分でいきなり濃いフェティシズムを感じる。
会話は“倍速機能”でサクサク

星臨者の作成を終えると、いよいよプロミリア大陸での物語が幕を開ける。序盤から展開される登場人物たちの掛け合いは非常にコミカルかつ軽快で、まるでアニメを見ているかのような小気味よいテンポで進んでいく。主人公自身はいわゆる無口系のキャラクターで、会話の要所で選択肢が挟まれるため、自分の分身として物語に入り込みやすいのも好印象だ。そして、このストーリーを追う中で地味ながらも感動したのが、シナリオの再生速度を1.25倍から最大3倍まで変更できる倍速機能である。昨今のゲームではオート再生や全スキップ機能はお馴染みだが、本作の仕様は「会話劇の空気感を残しつつ、テンポだけを爆速にできる」という優れもの。キャラクターたちの愛らしい表情やコミカルなやり取りは見逃したくないが、可処分時間内でゲームプレイはサクサク進めたい、という現代のゲーマーのワガママなニーズに応えてくれる設計であった。

そんな本作においては「美少女キャラクター」への情熱に並々ならぬものがある。登場するキャラクターは、可憐で儚げな美少女から、包容力に満ちた大人びたお姉さんまで全方位を網羅。肌面積の多い軽やかな衣装、守ってあげたくなる華奢なシルエット、そして煽情的なボディと、枚挙に暇がない。また各キャラクターには「好感度」が設定されており、プレゼントを貢ぐことで上昇。ステータスが強化されるだけでなく、彼女たちの内面を深く掘り下げる個別ストーリーや専用クエストが開放されるなど、キャラクター性を知る楽しみもしっかり用意されている。
ウッドエルフのメーツァ、限界に挑む

魅惑のキャラクター陣の中で、筆者のハートを射抜いたのが、ウッドエルフの「メーツァ」である。森の奥深くに住むという彼女は、おっとりとした口調と柔らかな雰囲気をまとった、癒やし系お姉さんだ。ただ大人しそうな顔をして、ビジュアルの破壊力が凄い。すらりとしたモデル体型の立ち姿、どこか上気したような色っぽい顔つき。そして何より、胸元の圧倒的な主張である。大人びた包容力とは裏腹に危うい衣装の彼女から、移動中だろうが戦闘の最中だろうが、一秒たりとも目が離せなかった。しかし、そんな筆者の煩悩は、本作の主役「キボ」によって吹き飛ばされることになる。
爽快アクションと“キボ協力攻撃”

まず本作の戦闘は、フィールド上で敵と接触するとシームレスに突入する。パーティには最大3人のキャラクターを編成でき、戦闘中も含めていつでも瞬時に操作キャラクターを切り替えられる仕様だ。敵の属性や戦況に応じて、次々とキャラクターを入れ替えながら探索と戦闘をシームレスに楽しめるのが心地よい。また通常攻撃のほか、キャラクターごとの各種スキル、そして相棒の力を借りる「キボスキル」がワンボタンで小気味よく発動できた。さらに、敵の猛攻をいなす回避やパリィも搭載されており、これらは時間経過でチャージされる回数制となっている。全体的な操作感は軽快で、画面を彩るエフェクトも鮮やか。キャラクターを自在に動かして敵を叩く手触りには、ストレートで直線的な爽快感が宿っていた。
一部の強敵には「体勢ゲージ」が用意されており、猛攻を叩き込んだり、敵の攻撃に合わせてパリィを決めたりすることでゲージを削り取ることができる。このゲージを削り切ると「体勢ブレイク」が発生し、無防備になった敵へ与えるダメージが爆発的に跳ね上がる仕組みだ。アクションとしてのメリハリや見た目のにぎやかさもさることながら、ここで強烈な存在感を放ち始めるのが、やはり相棒であるキボの存在だ。キボを連れた状態では、ゲージを一定値まで削った瞬間に「キボ協力攻撃」が発動。ド派手な演出とともに一気にブレイクへとハメ込む爽快な連携も味わえた。
“スターリンク”でキボを仲間に

そして本作を語る上で絶対に外せない主役が、この「キボ」たちである。プロミリア大陸には多種多様な姿をしたキボが息づいており、移動の足となり、作業の人手となり、時には戦闘の盾や剣となってくれる。彼らは単なる世界観の賑やかしではなく、名実ともにプレイヤーを支える唯一無二の相棒なのだ。この“人間とキボの共生”というテーマは、実際のゲームシステムにもディープに組み込まれている。フィールドを駆ける野生のキボたちとは、「スターリンク」という捕獲システムによって絆を結ぶことが可能だ。リンクには消費アイテムである「ステラカード」を使用するが、カードのレアリティが高いほど、また対象のHPを減らすほど成功率が上昇するという仕様になっている。見事スターリンクに成功すれば、パーティに編成したキャラクターそれぞれに1体ずつ、計3体のキボを随伴させることが可能になり、先述した「キボ協力攻撃」も含めて、旅のあらゆる場面をバックアップしてくれる。
かわいい、かっこいい、まもりたい

キボたちのビジュアルは、愛らしいマスコット系からスタイリッシュな格好良さを誇るものまで非常に幅広い。丸っこい身体に大きな葉を生やした「キャバード」、鋭い眼光を放つ狼のような「ウル」、そして琴を抱えたどこか女性的な佇まいの「ツリィフ」など、個性は実に豊かだ。なかでも筆者の心を完全に撃ち抜いたのがツリィフである。潤んだ瞳に、思わず抱きしめたくなる完璧な三頭身、そして全体から醸し出される聖母のような温かさ。あまりの愛くるしさに、こんな無垢な生き物を最前線に立たせるなど正気の沙汰ではないとまで思う。安全な木陰で一生りんご飴でも舐めていてくれ。
個体差で揺さぶられる“厳選欲”

しかし、そんな「ただ可愛いだけの癒やしペット」で終わらせないのが本作の恐ろしいところである。キボたちには、その見た目からは想像もつかないほど苛烈な「性能の個体差」とガチガチの育成システムが詰め込まれているのだ。というのも本作、同じ種類のキボであっても、個体ごとに戦闘スキルやステータス、そしてパッシブスキルである「キボ因子」が異なっている。スキル一つとっても、純粋なダメージソースから体勢ゲージ削り特化、果てはヒーラー役まで多岐にわたり、どのキャラクターにどの個体を随伴させるかで戦術がガラリと変化する。さらに、共に戦うことで絆レベルが上がると、キボのステータスを一定割合、キャラクターへと継承できる仕組みになっており、愛着を持って長く連れ添った相棒ほど明確な戦力として存在感を増していく。
スタミナを消費するコンテンツのプレイ時には、一定確率でキボの「因子変異」が発生。新たな因子が追加されるだけでなく、上限に達していてもランダムで因子が変化し、変化後の能力を確定するか元を維持するかの選択まで委ねられる。この厳選および調整の余地を残したハクスラ的な設計は、コアゲーマーの心をくすぐるポイントだろう。それだけではない。キボには「幼体期」や「成体期」といった成長段階が存在し、成長により進化を遂げる種類もいれば、体から光を放つレア個体の存在まで確認できた。可愛い相棒を愛でる楽しさと、理想の最強個体を求めて泥沼の厳選に身を投じる楽しさ。本作は、モンスター育成ゲームとしてかなり本格的だ。
“キボファイト”は本格盤面バトル

キボ関連のコンテンツの中で、筆者が特に唸らされたのが「キボファイト」だ。これは手持ちのキボを8体編成し、相手のキボと激突させる専用のバトルコンテンツである。ルールは、時間経過などで溜まるエネルギーを消費してフィールドにキボを召喚し、エリアを占領しながら前進、最終的に相手側の「印」を破壊すれば勝利となる。これがいわゆる“ただ強いモンスターを並べるだけの力押し”では勝てない、濃密なリアルタイム頭脳戦に仕上がっているのだ。キボごとに異なる召喚コストに加え、属性相性や現在のエリア占領状況、さらには攻撃型、防御型、支援型といったロールの違いを瞬時に見極め、どの相棒をどのタイミングで送り出すかという采配が求められる。
さらに面白いのが、プレイヤー自身も2種類の「ファイトスキル」を使って盤面に直接介入できる点だ。味方キボの火力を底上げするなどの強力な支援ができるが、これにはシビアな使用回数制限がある。ここぞという機会まで温存するか、それとも序盤から一気に盤面を制圧するために切るかというジレンマが、戦況の緊張感を高めていく。シナリオを進めながらフィールドでキボを集め、愛着を持って育て、共に世界を歩んでいく。その地道な積み重ねの先に、本格的な采配バトルという魅せ場が用意されているわけだ。

キボたちの活躍は、広大な大陸を巡る「探索」の面でも真価を発揮する。キボには火や水など全9種類の「元素(属性)」が設定されており、フィールドの各所には、特定の元素を持つキボを連れて歩くことで解除できるギミックが多数散りばめられている。さらに、一部のキボには専用の「鞍」を用意することで、その背に跨って世界を駆け巡る「騎乗」が可能となる。地上を爆走して快適に目的地へ向かえるのはもちろん、中には空を自由に飛べるキボも存在し、大空へ飛び立った瞬間に探索の自由度は一気に跳ね上がる。ここでニクいのが「満腹度」の仕様だ。気持ちよく乗り回しているとキボの満腹度が徐々に低下していくため、定期的に好物の餌をあげて機嫌を取らなければならない。彼らを単なる便利な乗り物としてコキ使うのではなく、美味しいご飯でしっかりと“接待”する必要があるわけだ。彼らとの“共生”を肌で感じられ、思わず頬が緩んでしまった。そして、外での冒険を終えたキボたちは、拠点の「農園」でも頼もしい働き手として大活躍してくれる。
農園でも働くキボたち

本作には、プレイヤーが農園管理者となって土地を開墾し、畑で作物を育てたり、クラフト用の作業台を設置したりできる、いわゆる生活系コンテンツが用意されている。この一連の農園作業には手持ちのキボたちを自由に配置することが可能だ。キボにはそれぞれ固有の「農園特性」が備わっており、たとえば生産効率を高める特性を持つキボを作業につかせれば、農園運営のテンポは劇的に向上する。適材適所で相棒たちに仕事を任せ、賑やかになっていく農園を眺めるのは、冒険の疲れをとる至福の時間であった。煩悩にまみれていた筆者の脳は、キボに支配されていく。
CBTで見えた“キボメイン”の冒険譚

今回はキボや美少女に焦点を当てて紹介してきたが、本作には冒険の脇を固めるシステムや、多彩な「寄り道要素」も充実している。たとえば「クラフト」では、素材を集めるためのツルハシや斧だけでなく、キボの捕獲に欠かせないステラカードも自作可能だ。装備面を拡張するカード型の「アニマ」は、ステータス上昇だけでなく属性ダメージを底上げする専用スキルを備えており、ビルド構築の楽しさも味わえる。さらに、好みのキャラクターや背景を組み合わせて自分だけのスタンドを作成できる「プロフィールカード」や、モンスターに変身してアイテムを集めるもの、トーテムをタイミングよく積み上げるものといった趣向を凝らした「ミニゲーム」も多数確認できた。何より感心したのは、これらの探索、育成、クラフト、そして寄り道といった膨大な要素がそれぞれ独立しすぎず、広大なフィールドを旅する中で自然と触れ合える配置になっている点だ。

以上が、今回のCBTで体験することができた『アズールプロミリア』の世界である。あくまで開発中のバージョンであり、本作の全貌が見えたわけではないが、美しいアニメ調の大陸を巡る旅の中で、筆者が最も強く揺さぶられたのは「キボたちと過ごした時間の濃さ」だった。彼らは単なる便利な移動ツールでも、都合のいい戦闘の道具でもない。探索、戦闘、拠点での生活、そしてやり込み要素に至るまで、すべての遊びの境界線を心地よく融かしながら、プレイヤーの冒険そのものを拡張してくれる存在なのだ。
もちろん、開発チームのこだわりが光るキャラクター造形や、料理、クラフトといった豊富な寄り道要素も本作の魅力である。だが、それら膨大なコンテンツの中心に、キボたちがフレーバーの枠を超え、ゲームデザインの強固な背骨になっていること。それこそが、基本プレイ無料の大型作品がさまざま展開されているなかで、本作ならではの体験を生み出す原動力に他ならない。正式リリース時に、キボとの冒険がどこまで深く広がっていくのか注目したい。
『アズールプロミリア』はPC/iOS/Android向けにリリース予定だ。
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