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シリーズ一挙復刻『がんばれゴエモン大集合!』では、Nintendo Switch版以外で“おばあちゃんのセリフ”に異変。大人の事情配慮おばあちゃん
Nintendo Switch以外のプラットフォームでは、特定のワードや一部グラフィックが変更されていることがプレイヤー間で話題を集めている。

KONAMIは7月2日、『がんばれゴエモン大集合!』を発売した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PS5/PC(Steam)。このうち、Nintendo Switch以外のプラットフォームでは、特定のワードや一部グラフィックが変更されていることがプレイヤー間で話題を集めている。
『がんばれゴエモン大集合!』は1986年にファミリーコンピュータ(ファミコン)向けに発売された『がんばれゴエモン!からくり道中』を始めとする計13のシリーズ作品を1本にまとめたコレクションだ。1986年にアーケード向けタイトル『Mr.五右衛門』を礎に誕生したアクションゲームシリーズとして、『がんばれゴエモン! からくり道中』から多数のプラットフォーム向けに展開。2000年代前半までにおけるKONAMIの看板タイトルとして、ゲームのみならずコミカライズ、テレビアニメ化といったメディアミックスも展開され、人気を集めた。


本作は2005年発売の『がんばれゴエモン 東海道中 大江戸天狗り返しの巻』以来、21年ぶりのコンシューマゲーム機向けタイトルで、ファミリーコンピュータ、ゲームボーイ、スーパーファミコン向けに発売された13のシリーズ作品を収録している。開発は『グラディウス オリジン コレクション』『Castlevania Dominus Collection』などのKONAMIタイトルのコレクション作品に携わってきた有限会社エムツーが担当。オリジナル版を忠実に再現しつつ、巻き戻しにクイックセーブ・ロードといった便利機能を搭載し、遊びやすさの向上を図っている。さらに当時の取扱説明書を閲覧できる「とらのまき」、収録13作品の楽曲再生とプレイリストの作成ができる「みゅうじっく」のモードも収録。そして、とある画面で上から始まる某コマンドを入力することによって、1991年にファミコン向けに発売されたシューティングゲーム『クライシスフォース』が遊べるという特典も用意されている。
そんな本作に収録された13作品は元々、ファミコンにゲームボーイ、スーパーファミコンという任天堂のゲーム機向けに発売されたものとなる。そして作中には、任天堂のゲーム機の名称が登場するシーンが含まれていた。しかし、今回初めて他機種への移植がおこなわれたことで、一部の作品における任天堂のゲーム機の名称が伏字にされていることが明らかとなっている。

任天堂のゲーム機の名称が出てくるのはスーパーファミコン向けのシリーズ1作目『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』。“すてえじ六「恐怖天狗山の怪」の巻”のフィールドマップ右端に「旅行代理店」が設けられたエリアのなかで、左端の民家で暮らすおばあさんが発する。オリジナル版では「ファミコン」「ゲームボーイ」の名を出すのだが、PS5/PC版ではこれらの単語がアスタリスクで伏せられている。なおNintendo Switch版では該当の台詞に伏字は無く、「ファミコン」と「ゲームボーイ」の名が出るようになっている。


また、スーパーファミコンのシリーズ4作目となる『がんばれゴエモン きらきら道中〜僕がダンサーになった理由〜』には、ミニゲームの操作説明画面でスーパーファミコンのコントローラが表示される画面が存在。これもNintendo Switch版を除くバージョンでは、小判を模したオリジナルのコントローラに変更。さらに、取扱説明書からもプラットフォームの商標が消される措置が取られている。


一連の措置は任天堂の商標などを踏まえた措置だろう。同様の措置が取られているクラシックゲームの復刻版の例としては、カプコンの『ロックマン クラシックス コレクション』があり、ニンテンドー3DS版とNintendo Switch版には「ミュージアム」において、ファミコンのコントローラが描かれた当時の取扱説明書、プラットフォーム商標の記されたパッケージが閲覧可能なのに対し、他機種版ではそれらが未収録になっている。
同じように1995年発売のアクションシューティングゲーム『レンダリング・レンジャーR²』をNintendo Switch/PS5/PC向けに移植した『Rendering Ranger™: R² [Rewind]』では、「ミュージアム」で閲覧できる当時の取扱説明書およびパッケージ画像からスーパーファミコンのコントローラの画像のほか、スーパーファミコンのロゴが塗りつぶされている。こちらは『がんばれゴエモン大集合!』とは異なり、Nintendo Switch版でも同様の措置が取られている。
しかし中には例外も存在する。2026年2月にKONAMIより発売された『スーパーボンバーマン コレクション』では、Nintendo SwitchおよびNintendo Switch 2以外の他機種版でも取扱説明書などのプラットフォーム名称がそのまま残されている。前述した『Castlevania Dominus Collection』でも、取扱説明書からはプラットフォーム名称が消されていない。
さらに全機種版でゲームボーイなどの単語のみならず、機種の画像からポケモンの単語までもが使われている『テトリスフォーエバー』のようなケースも存在する(※逆にNintendo Switch版ではPlayStationのほか、ドリームキャストなどのゲーム機や用語も登場する)。なお『テトリスフォーエバー』の場合は『テトリス』シリーズ40年の歴史を振り返るドキュメンタリー映像が収録されており、本作でオリジナル版の表現が全機種でそのまま用いる措置が取られているのには、この映像の存在もあるのかもしれない。
復刻版における他社の商標の扱いについては作品によって対応が分かれており、『がんばれゴエモン大集合!』においては伏字で対処されることとなった。作品によって“規制”がおこなわれるかどうかはまちまちながら、往年のタイトルが移植され多機種展開されるようになった昨今ならではの現象かもしれない。移植作品においての一風変わった注目点ともいえそうだ。
『がんばれゴエモン大集合!』はNintendo Switch/PS5/PC(Steam)向けに発売中。Nintendo Switch/PS5向けにはパッケージ版も発売中である。
©Konami Digital Entertainment
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