サービス終了から「復活」するMOBAシューター『Gigantic: Rampage Edition』発表、4月発売へ。約5年の時を経て“課金一切なし”の買い切り型として再誕

Gearbox Publishingは2月21日、『Gigantic: Rampage Edition』を発表し、4月9日に発売すると告知した。本作は5対5で繰り広げられるMOBA系の対戦ヒーローシューターだ。

Gearbox Publishingは2月21日、Abstraction Gamesが手がける『Gigantic: Rampage Edition』を発表し、4月9日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam/Arc/Epic Gamesストア)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。


『Gigantic: Rampage Edition』は、5対5で繰り広げられるMOBA系の対戦ヒーローシューターだ。ヒーローのアビリティをアップグレードし、チームで協力して自チームのGuardianを守りながら敵チーム側のGuardianの撃破を目指す。

本作はMotigaが手がけ、2017年7月に基本プレイ無料でリリースされた『Gigantic』をベースにした決定版(definitive release)だ。オリジナル版はリリース直後に同時接続プレイヤー数8000人を突破するなど好調なスタートを見せたものの、その後プレイヤー数は減少を見せ、2018年7月にサービス終了した(SteamDB)。

そんな『Gigantic』が5年以上を経て「Rampage Edition」として復活を果たすかたちだ。有料作品となり、海外向けの定価は19.99ドル(約3000円)となる見込み。一方で課金要素は一切なく、ゲームプレイを通じて獲得できるゲーム内通貨のみですべてのコンテンツをアンロックできるそうだ。


『Gigantic: Rampage Edition』ではオリジナル版のヒーロー23人に加えて新ヒーローも追加予定。現時点では腕を失った代わりに圧倒的なリーチを手に入れたというROLAND、および反射神経抜群のネコヒーローKAJIRが実装されることが明かされている。ヒーローを使いこむことで、ヒーローおよび武器のスキンをアンロックしていく進行システムも用意。新たなマップも実装予定で、海賊船のある海辺を舞台とするPICARO BAYおよび古い発電所などが立ち並ぶ工場地帯HEAVEN’S WARDが登場するそうだ。

ゲームモードとしてはオリジナル版に存在したCLASHのほか、新たにRUSHモードが追加予定。より取っつきやすくテンポの速いゲームモードになっているそうだ。またカスタムモードで遊ぶことも可能となる予定。このほかコンソールとPC間でのクロスプラットフォームプレイにも対応する見込みだ。さらにリリース後には無料アップデートにてランクモードや新たなヒーロー用スキンも実装予定だという。


ちなみに2023年10月ごろにはオリジナル版のプレイヤーに向けて招待メールが送信され、プライベートプレイセッションが実施されていたことが明らかになっていた(関連記事)。新要素が実装されたバージョンであったことが伝えられており、「Rampage Edition」に向けたプレイテストとする狙いもあったのだろう。

また日本時間2月23日午前5時から2月24日午前2時にかけては『Gigantic: Rampage Edition』としてのクローズドベータテストも実施予定。新たなRUSHモードを体験できるそうだ。Steamストアページにてクローズドベータテストへの「アクセスをリクエスト」が可能なので、気になる人は申請しておくといいだろう。

なお今回の発表に際してGearbox Publishing San FranciscoのYoon Im社長は、情熱的な『Gigantic』のプレイヤーコミュニティがゲームの精神を長年にわたって守り続けてきたとコメント。応援を続けてきた熱心なファンへの感謝も綴られている。一度はプレイヤーベースの確保に失敗しサービス終了となった本作。新たに復活を遂げ、安定した人気を獲得できるかどうかが注目される。

『Gigantic: Rampage Edition』は、PC(Steam/Arc/Epic Gamesストア)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに4月9日に発売予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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