『崩壊:スターレイル』アプデで「ペラ」のオート挙動変更、使い勝手一気に向上へ。アプデでどんどんかしこくなるキャラたち
HoYoverseは12月27日、『崩壊:スターレイル』Ver.1.6「只人と神の栄冠」を配信。あわせてパッチノートを公開した。その中で、ペラのオート戦闘のスキル発動ロジックが変更されたことが明かされている。
『崩壊:スターレイル』は、HoYoverseブランドより展開されている、スペースファンタジーRPGである。本作では、『原神』より培ったシステムやUIを踏襲しつつ、ターンベースの戦闘が繰り広げられる。ゲージを消費する必殺技やパーティー共有のSPを消費する戦闘スキルなどを駆使して、戦いを進めていくのだ。
本作は、ターン制戦闘が採用されているということで、オート戦闘が搭載されている。パーティーとビルドを組んでおけば、戦闘が進行していくのだ。このオート戦闘に頼ってゲームを進めているプレイヤーも多いことだろう。一方で、特定のキャラの挙動がオートだと悪くなるという指摘も寄せられていた。その代表がペラである。ペラは氷属性・虚無運命のキャラクター。星4産ながら、バフ解除や防御デバフ付与など、ならではの役目をもっており、エンドコンテンツなどの攻略では戦力になる。しかし、明確な弱点をもっていた。それは「敵が強化されていなくても、とにかくバンバン戦闘スキルを飛ばしてしまう」という点。
本作においては、戦闘スキルは「パーティー全体で共有するSP」を消費して発動する。つまり、SPは戦闘スキルを使わなければ溜まっていく一方で、戦闘スキルをガンガン使うと肝心なときにSPが足りなくなって発動しづらくなる。ターンがまわってくるごとに戦闘スキルをどう節約するかが重要になるわけだ。これまでのペラはその大事なSPを、「特に目的なく消費する」として不満が寄せられていた。ペラの戦闘スキルは「敵のかかっているバフを解除する」のだが、SPさえ溜まっていればバフがかかっていない相手にも発動するので、無駄撃ちになりかねなかった。SPを考えなしに使うことから、崩壊スターレイル Wiki*においても、ペラのオート性能は「劣悪」と指摘されていた。
しかし先日より公開されているPVより、ペラの挙動が改善されていると指摘するユーザーが続出。そして今回のパッチノートにて正式に、オート戦闘でのスキル発動ロジックが調整されたと告知されている。実際にゲーム内で確認したところ、ペラが戦闘スキルを“考えて発動”するようになっていた。具体的には、バフがついている敵、あるいは氷弱点の敵に対して戦闘スキルを発動するようになった。
これでオート戦闘のパーティーにいくらか組み込みやすくなっただろう。ペラの武器は防御デバフをかける必殺技。同じ氷の鏡流など、火力が大きいアタッカーとオートで組ませると、難所攻略を助けてくれるかもしれない。
ちなみに、『崩壊:スターレイル』のオート戦闘の挙動は定期的に変更されている。Ver.1.2および1.3、そして1.5では三度にわたってブローニャと停雲がちゃんと考えて味方を支援するように改善。Ver.1.3では銀狼が戦闘スキルを上書きしまくる挙動が改善。同じくVer.1.3では刃の必殺技発動時のターゲット選択ロジックが改善されていた。そしてかねてから指摘されていたペラもまた今回オート挙動が改善されている。オート戦闘ではSPを意図せず消費するキャラがいるだけで戦略が崩れかねないだけに、こうした挙動が改善されていくのはやりこみユーザーにとっては嬉しいことだろう。筆者は嬉しい。
『崩壊:スターレイル』は、PC/PS5/モバイル向けに配信中だ。