高評価王国建設シム『Kingdoms and Castles』“ビッグ建造物追加”大型アプデでSteam同時接続者数がぐぐんと伸びる。売り上げも130万本を突破

 

デベロッパーのLion Shieldは6月18日、王国建設シミュレーションゲーム『Kingdoms and Castles』向けの大型アップデート「Infrastructure & Industry」を配信開始した。また、本作の売り上げが130万本を突破したことも明らかにしている。本作はPC(Steam/GOG.com/itch.io)向けに配信中。

『Kingdoms and Castles』は、ファンタジー世界にて王国を建設するシミュレーションゲームだ。プレイヤーは何もない新たな土地にて、まずは小さな集落を作り、住民を集めていく。必要な木材や石材などの資源は、周囲の環境から入手可能。家や貯蔵庫などの施設を建設し、畑を作り、また道路などのインフラも整備していくことで、移住者がやってきて生活を始める。そして人口に応じてさらに街を拡大させ、やがて巨大な城を建設することとなる。

住民からは税金を徴収することができ、その収益確保のため人口を維持・拡大させるには、住民の幸福度や健康度に気を配らなければならない。ニーズに合わせて教会や居酒屋、広場などを建設したり、厳しい冬を乗り切れるように対策したりするのだ。一方で、プレイヤーの王国にはヴァイキングやドラゴンといった脅威が訪れることも。侵略者は王国を破壊し、資源を盗み、住民をさらっていく。武器で迎え撃つ能力をもった塔などの防衛施設を建設して備えよう。


今回配信された大型アップデート「Infrastructure & Industry」では、コミュニティからの要望を受けて開発された施設が用意。まず、より多くのお金や作物を保管できるよう、国庫や生産倉庫の大型版が追加された。また鉄鉱山や採石場、炭製造所、貯水槽、酒場にも大型版が登場。それぞれ従来のサイズのものより建設にお金はかかるが、より大きな生産能力などをもっている。一方で、教会には小型版となる礼拝堂が追加。より狭いスペースに、同様の効果をもつ建物として建設可能だ。

このほか、防衛設備のギリシャ火薬庫には攻撃力をアップさせるバランス調整が実施。また、Steam Deckでのプレイ向けに一部のテキストサイズが拡大された。Steam Deck互換性の注意表記に記載されているポイントに対処したということだろう。さらにいくつかのバグ修正もおこなわれている。詳細はパッチノートを確認してほしい。

本作は2017年7月に配信開始。Steamのユーザーレビューは現時点で約2万3000件が投稿され、その内の92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。リリース後も開発が継続されており、今回昨年9月以来の大型アップデート配信となった。これにより本作はふたたび賑わいを取り戻しているようで、ここしばらく200人前後で推移していたSteam版の同時接続プレイヤー数は、約2700人にまで急上昇している(SteamDB)。

『Kingdoms and Castles』は、PC(Steam/GOG.com/itch.io)向けに配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。またSteamでは、6月30日まで40%オフセールが実施されている。