傑作SFアクションリメイク『System Shock』好評スタート。宇宙ステーションで孤独に繰り広げる冷酷AIとの死闘、日本語対応

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Prime Matterは5月31日、Nightdive Studiosが手がけたSFアクション・アドベンチャーゲーム『System Shock』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)で、ゲーム内は日本語表示に対応。本作は、Steamなどでさっそく好評を得ている。

『System Shock』は、1994年に発売された同名タイトルをフルリメイクした、一人称視点のSFアクション・アドベンチャーゲームだ。オリジナル版は当時高い評価を受け、カルト的人気を獲得。また開発元の元スタッフらが、のちに精神的後継作として『BioShock』を手がけたことでも知られる。

本作では、TriOptimum社の研究施設シタデル・ステーションにて6か月間の昏睡状態から目を覚ました主人公が、AIのSHODAN(Sentient Hyper-Optimized Data Access Network)に立ち向かう。SHODANは、地球を作り変えて支配しようと企んでおり、ステーション内では乗組員をサイボーグに改造し、ミュータントに変異させている。プレイヤーはステーションを探索するなかで、そうしたミュータントと戦い、またハッキングやパズル要素などもこなしながら、SHODANの制御を目指すこととなる。

フルリメイクにあたっては、オリジナル版の核となるゲームプレイはそのままに、グラフィックのアップグレードや、操作性およびQoLの改善、インターフェースの刷新、新規サウンド・楽曲の追加などが実施。さらに、新規エリアや敵キャラクターの追加、ハッキングシステムの改修、そして四肢切断を含む新たな戦術的要素の追加などもおこなわれている。


本作は、Steamでは現時点で約1500件のユーザーレビューが投稿され、その内の93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。また、レビュー集積サイトMetacriticのメタスコアは77となっており、メディアからも高めの評価を得ている。このほか、Steam版の同時接続プレイヤー数を見てみると、これまでのピーク時には約7900人に達しており、そこそこ多くのプレイヤーが集まっている様子である(SteamDB)。

レビューにおいては、特にオリジナル版の魅力を残しながら再構築されている点が好評。また、現代のプレイヤーを意識した調整の数々についても評価する意見がみられる。一方で、ノスタルジックさを残したゲームプレイや難易度の高さは評価の分かれるところでもあり、ほかにUIの文字の小ささの改善を求める声も聞かれる。

『System Shock』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに発売中。また発売時期は未定ながら、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S版の開発が現在進められている。

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