『デス・ストランディング ディレクターズカット』無料配布はミスだったとEpic Gamesが謝罪。中国SNSでパワー土下座

『デス・ストランディング ディレクターズカット』
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Epic Gamesストア運営は12月26日、中国のSNS微博(Weibo)にて『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』無料配布についてコメント。配布開始当初、『デス・ストランディング ディレクターズカット』を配信したのは誤りだったと明かした。

『デス・ストランディング』


Epic Gamesストアは、Epic Gamesが運営するPCゲーム配信プラットフォームだ。同ストアでは12月16日より毎日日替わりでゲームを無料配布中。本日12月27日は『フィスト 紅蓮城の闇』が配布されている(関連記事)。そして昨日には、KOJIMA PRODUCTIONSが手がけた『デス・ストランディング』が無料配布された。注目作が無料で入手できるチャンスにユーザーらが沸くなか、トラブルの気配もあった。というのも、当初は『デス・ストランディング ディレクターズカット(以下、ディレクターズカット)』が配信されていたものの、突然として通常版『デス・ストランディング』に配信タイトルが差し替えられたのだ。

『デス・ストランディング ディレクターズカット』


『デス・ストランディング』は2019年にPS4向けに発売され、通常版に追加要素を盛り込んだ『‘ディレクターズカット』は2021年9月にPS5向けにリリースされた。どちらも後にPC向けに展開されている。いずれのプラットフォームでも通常版『デス・ストランディング』の所有者は『ディレクターズカット』へ1000円程度の特別価格でアップグレードが可能。

Epic Gamesストアでは26日の1時より『ディレクターズカット』が無料配布開始され、大盤振る舞いだと話題に。しかしなんの告知もなく『デス・ストランディング』へと配布タイトルが差し替えられたわけだ。こうした経緯から「最初の『ディレクターズカット』配信はミスだったのではないか」と指摘されていた。


実際のところ、『ディレクターズカット』配布は誤りだったようだ。Epic Gamesストアの公式Weiboアカウントが、中国語ユーザー向けに発信している。同投稿では、本来の契約上配布される予定だったのは『デス・ストランディング(死亡搁浅)』であり、『ディレクターズカット』配布はスタッフのミスだったとして謝罪。販売元と対応を話し合っているとしている。そして「ミスを犯した社員はバイトに降格された」との恐ろしい記述も。ただ、同投稿には猛然と土下座するコミカルな画像が添えられていたりと、全体的にややゆるい雰囲気もある。

興味深いのは、今のところ英語・日本語における同ストア公式SNS上では、Weiboと同様の投稿が見受けられない点だ。上述の投稿では謝罪の対象として「『ディレクターズカット』を受け取れなかった皆様」としている。つまり、一部のユーザーたちはリマスター版を受け取れた一方で、残りのユーザーたちは通常版の入手となってしまったという不平等に対する謝罪だろう。「『ディレクターズカット』を受け取りそこねた」と残念がる声は各地域ユーザーから見られたものの、中国・Weiboではそうした反応がより目立ち、優先して謝罪コメントを出したのかもしれない。地域ごとにコミュニティへの対応も変わるということだろう。

しかし受け取れたバージョンがどれだったにせよ、話題作を無料で遊べること自体が幸運だろう。Epic Gamesストアにおける『ディレクターズカット』へのアップグレードは、 1月6日1時まで40%オフの768円でセール中だ。現在Epic Gamesストアでは『フィスト 紅蓮城の闇』が1日限定無料配布中。配布期間は2022年12月28日1時まで。

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