ワニっ子のオープンワールドADV『Lil Gator Game』がSteamにて好評スタート。ともだちと島まるごとな冒険ごっこ

 

パブリッシャーのPlaytonic Friendsは12月15日、MegaWobbleが手がけたオープンワールド・アドベンチャーゲーム『Lil Gator Game』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。本作は、さっそくSteamにて高い評価を得ているようだ。


『Lil Gator Game』は、ワニの子供を主人公とするオープンワールド・アドベンチャーゲームだ。彼は、姉と冒険ごっこをして遊ぶことが大好きだったが、最近姉は学校での活動が忙しく、なかなか構ってもらえない。そこで彼は、友達を集めて協力を仰ぐことに。島中にクエストを用意してもらい、勇者役となったワニ君が挑戦する。そうして壮大な冒険クエストを完成させ姉に見せれば、また一緒に遊んでくれるに違いないという作戦である。

本作の舞台となるのは、自然溢れるのどかな島。複数のエリアが存在し、自由に探索するなかで動物の友人たちと出会い、彼らからクエストを請け負い挑戦する。たとえば敵に襲われている人物がいれば、武器となる剣を探してきて、敵を撃退し助けてあげるのだ。もっとも子供の遊びであるため、敵は段ボールで作られた動かないハリボテ。剣も木の棒である。

友達は島のさまざまな場所におり、またクエストをこなすなかで新たな友達を作れば、冒険をより大きなものにしていくことができる。このほか、段ボールの敵を倒すなどして入手できる素材からアイテムをクラフトしたり、島の自然を活かしたアクティビティを楽しんだりといった要素なども用意されている。


本作のSteamのユーザーレビューを見てみると、本稿執筆時点で約300件の投稿があり、そのうち実に99%が好評とする「非常に好評」ステータスとなっている。この調子で投稿数が増えれば、「圧倒的に好評」ステータスを狙える高評価である。レビューでは、子供の頃を思い出させるようなゲーム内容をはじめ、キュートでやさしい世界観や、家族にまつわるピュアな物語などが評価。(子供目線での)多彩な要素を取り入れながら、程よいボリュームに収めている点に言及する意見もみられる。

一方メディアレビューでは、探索において迷いやすい不親切なデザインや、Nintendo Switch版のパフォーマンスの最適化不足などが指摘され、評価が伸び悩んだメディアもある。ただ、上述したような理由により高評価をつけるメディアも複数存在する(Metacritic)。

『Lil Gator Game』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに配信中。いずれのプラットフォームでも、12月22日までは30%オフの1610円で購入可能だ。なお、本作は現時点で英語にしか対応していない点は留意されたい。販売元Playtonic Friendsに弊誌が問い合わせたところ、日本語を含めほかの言語への対応については、どのような要望があるか注視しているところとのことである。