『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のニンフィアが多忙過ぎて“喉”が心配される。シャウトする稼ぎ頭アイドル

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて、ニンフィアが馬車馬のように働いている。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて、ニンフィアが馬車馬のように働いている。トレーナーの稼ぎ頭となるだけでなく、昨日から開催中のイベントにて活躍の場がさらに拡大。トレーナーらから“喉の調子”を心配されるほどの多忙となっている。

なお本稿ではクリア後の要素について言及しているので、留意されたい。


ニンフィアは、イーブイの進化形のひとつ。『ポケットモンスター X・Y』より登場した、フェアリータイプのむすびつきポケモンだ。同作の図鑑では、リボンのような触角から気持ちを和らげる波動を送り込み、戦いをやめさせる生態とされている。充分になついたイーブイがフェアリータイプ技を覚えた状態でレベルアップすることで進化可能。北3番エリアの北東には、フェアリータイプのテラスタルを有する野生のニンフィアも存在する。


ニンフィアは『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にも登場。ゲームのさまざまな場面において大活躍するとされ、トレーナーたちの注目を集めている。まずニンフィアが活躍してくれるのは、お金稼ぎだ。本作ではクリア後に、学校最強大会と呼ばれる、勝ち抜きで4人の相手と戦うコンテンツが存在。初回のみ既定の対戦相手と戦うものの、2回目以降はランダム。さまざまな相手と戦うことになる。クリア後コンテンツだけあって、バトル後の賞金も多い。賞金が倍増するもちもの・おまもりこばんを持たせれば、1周で約13万円を稼ぐことが可能だ。

ニンフィアが学校最強大会で活躍する理由はシンプル。大会で出てくるあらゆるポケモンを、ひとつの技で倒し続けることができるからだ。その技というのが、ハイパーボイス。ノーマルタイプ技で威力は90となる。ニンフィアとはタイプが不一致のノーマルタイプ技ながら、ニンフィアは夢特性(隠れ特性)としてフェアリースキンを有する。フェアリースキンは自分の繰り出すノーマルタイプの技をフェアリータイプに変え、かつ威力を1.2倍するという特性。ニンフィアは特攻のステータス、いわゆる種族値が高いため、ハイパーボイスやはかいこうせんといった技を使うと強力だ。こうした条件が揃い、ニンフィアはハイパーボイスを高火力のフェアリータイプ技として、タイプ一致で使うことができる。

育て方としては、特攻が上がりやすくなる性格・ひかえめ、かつ特攻努力値を最大に。学校最強大会での相手ポケモンより先に行動するため素早さ努力値を180振り、残りは防御に振れば“大会勝ち抜きニンフィア ”の誕生だ。特性がフェアリースキンでない場合は、主に星6のテラレイドバトルで入手しやすいとくせいパッチを使うといいだろう。性格については育成用アイテム販売店ラッキーズにて購入できるひかえめミントで変更可能だ。


運用法としては、おまもりこばんを持たせたニンフィアでハイパーボイスを使い続けるのみ。Aボタンの連打で勝手にお金が貯まっていくわけだ。ただでさえ可愛いニンフィアが、モリモリと稼ぐのである。頼もしい一方で、ハイパーボイスでの喉の酷使は心配だ。SNS上でも以前より、大活躍なニンフィアの健康を案じるトレーナーの声が見られた。

そしてこのニンフィア、昨日12月2日よりさらに活躍の場が増えている。期間限定イベントとなる星7のテラレイドバトルだ。同イベントでの相手はその名も「最強のリザードン」。見事打ち勝てば、特別なリザードンを1つのセーブデータにつき1匹捕獲可能。また報酬については、何度でも獲得可能だ(初回と2回目以降で一部内容は異なる)。

「最強のリザードン」はドラゴンタイプのテラスタルを有し、高火力の技でプレイヤーを苦しめる。一方でこのリザードン、覚えている技はすべて特殊技だ。具体的には、りゅうのはどう、だいもんじ、ぼうふう、きあいだまとなる。フェアリータイプのニンフィアに対してはドラゴンタイプ技のりゅうのはどうは無効、きあいだまは半減となる。さらにニンフィアは特攻にくわえて、特防のステータスも高い。だいもんじやぼうふうといった技でも、余裕をもって耐えられる。

一方、通常のリザードンはほのお・ひこうタイプなため、フェアリータイプ技は半減となるはず。しかし「最強のリザードン」はテラスタルでドラゴンタイプになっているため、こちらからの攻撃の効果はバツグン。ニンフィアは「最強のリザードン」に対して、攻守ともに有利なポケモンとなるわけだ。なお「最強のリザードン」に対してはハイパーボイスやはかいこうせんのほか、相手に与えたダメージから一定割合回復可能なドレインキッスのほか、特攻と特防を上昇させるめいそうや、相手の特防をがくっと下げるうそなきといった技も有効だ。


こうしてトレーナーたちの稼ぎ頭であったニンフィアは、星7のテラレイドバトルにも駆り出されることとなった。「最強のリザードン」イベントの開催期間については、12月5日8時59分までとなっている。馬車馬のように働くニンフィアを見るのはやや不憫ながら、あと数十時間の辛抱だろう。なお「最強のリザードン」イベントは12月16日9時00分から19日8時59分にも再度開催予定。ニンフィアのさらなる活躍を見守りたい。

ちなみにハイパーボイスやはかいこうせんを使い続けるニンフィアの“喉”が心配な場合、「最強のリザードン」イベントはもちろんほかのポケモンでも攻略可能だ。タイプ相性のいいマリルリをはじめ、さまざまなポケモンを用いた戦法がユーザーにより考案されている。自分だけの戦法で「最強のリザードン」を打ち倒し、ニンフィアをねぎらってあげるのもいいだろう。


『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』はNintendo Switch向けに発売中だ。「最強のリザードン」イベントは12月5日8時59分まで開催予定。12月16日9時00分から19日8時59分にも再度開催される見込みだ。



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Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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