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「奥さんの寝顔写真をボスモンスターにした」開発者、“お前も出ろ”と言われて自分自身もゲーム内に実装。殴ってOK
『Billy the Hero』を手がけるKrichanont Songpracone氏は、自身の妻の寝顔を無断で出し、一部で非難の声も寄せられていた。その中で「お前も出ろ」と言われた同氏は、思い切って同氏自身もゲーム内に登場させたようだ。

JOJOJOJOsoftことKrichanont Songpracone氏はダークファンタジーRPG『Billy the Hero』を手掛けている開発者だ。Songpracone氏は同作に登場するモンスターのアート素材として「妻の寝顔」を利用し、注目を集めていた。一方で無断で妻を“モンスター化”した行為については非難の声も寄せられていた。そうした反応を受け、Songpracone氏は「自分自身もゲームに登場させた」と報告している。
『Billy the Hero』は、地獄で罪を償うことなく自分だけの楽園に変えていくダークファンタジーRPGである。プレイヤーは世界最悪の犯罪者ビリーとして、謎の島「Hell Island」で目を覚ますことになる。記憶はいっさい残っておらず、姿はムキムキマッチョでクマの顔を持つ異形と化していた。なぜこの島へやってきたのか、自分はかつて何をしていたのか、まるでわからない中でプレイヤーは本能の赴くままに、島の頂点に立つ支配者になることを目指すのだ。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Billy the Hero』については、開発者のSongpracone氏が海外掲示板Redditにておこなった投稿が話題を集めていた。Songpracone氏は同作のモンスターを制作するにあたって、「妻の寝顔」を素材に使用。妻が熟睡しているタイミングを狙い、さまざまな角度からこっそり撮影をおこなったという。カメラを意識すれば自然な表情が撮れないためだと同氏は説明。そして撮影素材を切り抜き、加工をおこない、血液や血管などを描き足していってモンスターを完成させたそうだ(関連記事)。
この投稿には、Songpracone氏のユーモアある制作過程を面白がる反応が広がる一方で、無断で“モンスター化”された妻を慮るコメントもみられた。後日、同氏はFacebookにて妻に踏みつけられ、“お仕置きされている”写真を投稿。コメントにて妻は優しく些細なことを気にしない人物だと仲睦まじい様子を報告しているものの、身内を勝手にモンスターに仕立て上げるという制作過程には賛否がわかれる反応を引き起こしていた。
そうしたなか、同氏がRedditに新たに投稿したポストによると、同氏のもとには彼を強く非難するようなコメントも寄せられていたそうだ。そうした反応について、最初は気にしていなかったとしつつも「女性の顔をモンスターに使うなら、自分の顔を使えばいい」と意見するコメントが目に留まったという。同氏はそれを目にした途端「天才的なアイデアだ!」と興奮したそうだ。そして実際にゲーム内の地下牢に自分自身を“出演”させてしまったという。
そこでは二頭身のイラストで表現されたSongpracone氏はじめ男性開発陣のチームメンバーが鎖で繋がれており、壁にはそれぞれディレクター・デベロッパー・サウンドエンジニアと、彼らの役職がなぐり書きされている。Songpracone氏によれば、プレイヤーは地下牢で心ゆくまで彼らを殴り倒すことができるそうだ。バグやストーリーが気に入らないなど、理由は何でもいいからとにかく私たちを殴ってほしいと同氏は伝えている。
なお、Songpracone氏のみならずほかの開発者まで“実装”された理由は、ただの「ついで」だと説明している。ちなみに彼らがゲームに出演することはまだ本人に知らせていないそうだ。またゲーム内の開発者たちに攻撃を続けるとダメージは蓄積され、ついには死亡してしまうという。ただ殺してしまってもメインストーリーには影響せず、行動次第で「慈悲深い(Merciful)」または「無慈悲(Heartless)」のどちらかの実績を得られるという。おそらく開発者を撲殺すれば「無慈悲」の実績を手に入れられるのだろう。

「妻の寝顔」をモンスターの素材にするという行為は話題となる一方で批判が寄せられた。今回はその批判に対してSongpracone氏自身が「ゲーム内に“殴れるNPC”として出演する」という行動で回答してみせたかたちだ。しかしながら、残りのスタッフについては、同氏の妻同様、無断での“ゲーム内出演”となっている。このことについては再び議論を呼びそうではあるものの、これを受けてSongpracone氏が、スタッフからも“お仕置き”されるかどうかは注目されるところかもしれない。
『Billy the Hero』はPC(Steam)向けに開発中だ。
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