和風3Dアクション『ONI – 空と風の哀歌』3月9日発売へ。鬼ヶ島で生き残った小鬼が“桃太郎”に挑む


クラウディッドレパードエンタテインメントは11月10日、『ONI – 空と風の哀歌』を2023年3月9日に発売すると発表。PlayStation 4/PlayStation 5/PC(Steam)にくわえて、Nintendo Switch向けにも発売されることが告知された。価格はパッケージ版が4840円、ダウンロード版が3850円となる(いずれも税込)。

『ONI – 空と風の哀歌』は、和風3Dアクションゲームだ。本作の舞台は、散っていった鬼たちのタマシイが眠る、鬼世島。主人公となるのは、鬼ヶ島で一人生き残った小鬼の空太だ。空太は、鬼世島に眠る歴戦のツワモノの魂を呼び起こし、試練に挑戦。本作では人にして悪鬼であるという桃太郎の打倒を目指す。

空太は相棒の精霊・風丸と共に、哀愁の漂う鬼世島を巡る。ゲームプレイとしては、空太は鬼世島にて獅子舞や黒い鬼など、自身よりも大きな怪物たちと戦闘。ローリングによって攻撃を交わしつつ、手に持った棍棒で打撃を加えて、敵を撃退していく。敵となる思念体は体にダメージを与えるだけでは復活してしまう。そのため敵を倒すには、風丸が抜き取った心を破壊する必要があるという。二人のキャラクターを同時に操作する「一心同体」アクションが持ち味になるようだ。


本作を手がけているKENEI DESIGNは、 葉山賢英氏による国内のスタジオである。同氏の実績としては、これまでにミストウォーカーで『TERRA BATTLE』や『FANTASIAN』のアートを手がけている。そのほか、クリエイターオーディション「PlayStation C.A.M.P!」に合格し、UIデザイナーとして活躍してきた。またKENEI DESIGNとしては、リズムゲーム『B&D』をiOS向けに2019年に配信している。

本作『ONI – 空と風の哀歌』については、集英社ゲームズの制作協力のもと、開発が進められているとのこと。プロデューサーは、集英社ゲームズ執行役員の山本正美氏が担当。同氏はソニー・インタラクティブエンタテインメントで複数作品の開発をプロデュースしてきた人物だ。コアスタッフは5名とのことで小規模開発ながら、実績のあるスタジオおよびスタッフが開発を手がけているわけだ。「桃太郎」という日本人にはお馴染みの昔ばなしを世界共通のエンタテインメントに昇華させるとの意気込みが明かされており、期待がかかる。


ONI – 空と風の哀歌』は、Nintendo Switch/PlayStation 4/PlayStation 5/PC(Steam)向けに2023年3月9日発売予定。