Steam近代ストラテジー『Victoria 3』に「きかんしゃトーマス」Mod登場。珍しくふつうに機関車なトーマス

『Victoria 3』の機関車を、世界的に愛される“きかんしゃ”こと「きかんしゃトーマス」に置き換えるModが登場した。Steamワークショップにて配信されている。

Victoria 3』の機関車を、世界的に愛される“きかんしゃ”こと「きかんしゃトーマス」に置き換えるModが登場した。その名も「Thomas The Tank Engine」。Steamワークショップにて配信されている。


『Victoria 3』はストラテジーゲームだ。舞台となるのは19世紀から20世紀にかけての近代世界。プレイヤーはこの時代の任意の国を選択し、国家を運営する。非戦を貫き伝統を守り続けるのもよし、産業化を推し進め拡大を目指すもよし。国家の運営方針はプレイヤー次第だ。

産業革命後の世界が舞台となる本作では鉄道技術も存在。鉄道は現実と同じく、輸送やインフラ整備において重要な役割を担っている。そして本作では、敷設した鉄道の上を機関車が走り回るグラフィックも用意されている。自国の工業化が進み、発展を遂げていく様子を視覚的にも感じられる要素となるわけだ。

そしてこのたび本作には、機関車のグラフィックを世界中で愛される機関車キャラであるきかんしゃトーマスに置き換えるMod「Thomas The Tank Engine」が登場した。SteamユーザーのMonotone氏により、Steamワークショップにて公開中だ。本Modを導入すれば作中のすべての機関車は、たちまちきかんしゃトーマスに置き換わる。特徴的な青いボディとにこやかな顔を備えた魅力的なトーマスが、ゲーム内で世界中の機関車シェアを席巻することになるのだ。なお本Modには、LOD(遠景時のグラフィック)用のアニメーションおよびモデルが用意されているとのこと。

きかんしゃトーマスは、PCゲームのModにおける定番の人気コンテンツである。Mod制作が盛んな『The Elder Scrolls V: Skyrim』や『Fallout 4』では、それぞれドラゴンやさまざまな敵をトーマスに置き換えるModが当たり前のように存在。そのほかにも『SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE』では巨大な白蛇が巨大なトーマスに置き換わるModが公開されている。さらに『バイオハザード RE:2』では、恐ろしい強敵タイラントをトーマスに置き換えてしまうModが存在する(関連記事1関連記事2)。

さらに『Victoria 3』と同じくParadox Development Studioが手がける宇宙ストラテジー『Stellaris』にも、ユーザー制作によるトーマスModは存在。きかんしゃトーマスは線路を飛び越え、宇宙にまで進出していた。

以上のようにModコミュニティでは一風変わった愛され方を見せているきかんしゃトーマス。畏怖の対象を愛らしいトーマスに置き換えて恐怖の緩和、あるいは増強を狙うModが制作されてきた。一方、今回公開となった「Thomas The Tank Engine」では、レールの上を機関車として走る、本来の役割をこなすトーマスを拝むことができるわけだ。


Steamワークショップの本Modのページには、トーマスMod登場に歓喜するコメントが寄せられている。最高のModとの称賛や、中には「トーマスから逃れられるゲームなどない(No game is safe from Thomas)」とするユーザーも。気になる方は従来のトーマスModとはひと味違うこのModで、富国政策を進めてみてはいかがだろうか。

『Victoria 3』はPC(Steam/公式サイト)向けに発売中。「Thomas The Tank Engine」はSteamワークショップにて配信中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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