『スターフィールド』PC版にてさっそく「きかんしゃトーマス」Mod登場。今度はコンパニオンに“憑依”

 
Image Credit: BulwarkHD on Nexus Mods

Bethesda Softworksは9月6日、『Starfield(スターフィールド)』を発売した。本作PC版では、すでに「きかんしゃトーマス」を登場させるModがユーザーによって制作されたようだ。


『Starfield(スターフィールド)』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに9月6日に発売され、Xbox/PC Game Pass向けにも提供中。正式発売を迎えた本作は発売から間もなく、全機種合計で同時接続プレイヤー数100万人を記録。Steam版だけを見ても約27万人を超えるなど、人気のタイトルとなっている(関連記事)。

そんな本作PC版に向けて現地時間9月7日、ユーザー制作Mod「Thomas the Tank Engine Vasco Retexture」が配信された。Modを手がけたのはBulwarkHD氏で、Nexus Modsにて公開されている。同Modは同行者として選択可能なキャラクターのひとりである「ヴァスコ」を「きかんしゃトーマス」仕様のデザインに置き換えるModとなっている。

Image Credit: BulwarkHD on Nexus Mods

『スターフィールド』のキャラクターのひとり「ヴァスコ」は、ルナ・ロボティクス社開発の初期モデルでコンステレーションの任務に必要な改造を施された工業用ロボットだ。ヴァスコは険しい地形も移動できるように長い二足歩行の脚をもつ。プレイヤーと共に行動が可能となるクルーのひとりで、プレイヤーが苦しいときに共に戦闘に身を投じてくれる頼もしいキャラクターだ。

そんな頼もしい相棒のヴァスコを「きかんしゃトーマス」仕様にしてしまうのが「Thomas the Tank Engine Vasco Retexture」Modだ。このModはその名のとおり、ヴァスコの外装を“きかんしゃトーマス”風に差し替える内容となっている。長い手足はトーマス特有の青と赤の二色でペイントされ、胸部にはトーマスの顔が埋め込まれている。元々のヴァスコは右肩上に配置されたレンズ部が頭部のように見えるデザイン。一方Modを導入するとレンズ部を差し置いてにこやかなトーマスの顔が存在感を放っており、ヴァスコがトーマスに憑依されたのかと錯覚してしまいそうだ。

Image Credit: BulwarkHD on Nexus Mods

「きかんしゃトーマス」は、ユーザー制作Modというかたちで数多くのゲームに“登場させられてきた”存在だ。特に人気作品ではいち早く制作される傾向も見られ、『ホグワーツ・レガシー』においてはプレイヤーの箒に憑依して登場し、『バイオハザード RE:4』においてはボス「デルラゴ」に憑依して登場した。また『エルデンリング』のように複数のトーマスModが登場した例もある(関連記事1関連記事2関連記事3)。

Mod制作が盛んなBethesda Game Studiosの作品にももちろんトーマスModは登場。『The Elder Scrolls V: Skyrim』ではドラゴンと置き換わり、『Fallout 4』においてはデスクローをはじめとするさまざまな物騒なモノがトーマスの姿に変わっていた。


発売されたばかりの本作『Starfield』でも、さっそくトーマスModが登場したかたちだ。「Thomas the Tank Engine Vasco Retexture」Modのフォーラム(POST)欄には、トーマスの憑依顔を気味悪く思うユーザーの声が溢れている。一方で、「It begins. I’s not Bethesda game without a Thomas mod(始まったな。トーマスModがないとBethesdaゲームじゃない)」と、トーマスModの到来を待ち望んでいたかのようなコメントも。ゲームの垣根を越えて侵食する“きかんしゃトーマス”系Modの到来を“必然”と捉えているユーザーもいるようだ。

『スターフィールド』は発売されたばかりであり、今後もヴァスコのほかのクルー、あるいは敵をトーマス化させるModが制作されるかもしれない。広大な遊び場を与えられたMod制作者たちが、今後どのようなかたちで“きかんしゃトーマス”を宇宙空間に羽ばたかせていくのか。期待と恐怖をもって、注目していきたい。


『Starfield(スターフィールド)』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに発売中。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。