有限会社レジスタは9月2日、シューティングゲーム『スターガニアン(STAR GAGNANT)』を制作するとし、9月5日午後5時からクラウドファンディングキャンペーンを開始すると発表した。本作は、高橋名人が監修をおこなうという。
*映像は開発中のもの。
『スターガニアン』は、元ハドソンで現在はMAGES.などに所属する高橋名人が監修する縦スクロールシューティングゲーム。対応プラットフォームはNintendo Switchが予定されている。高橋名人というと、ファミコン時代からシューティングゲームの魅力を発信し、当時“16連射”を披露して人気を得たことでも知られる人物だ。
そんな同氏は、「現代のシューティングゲームは難しく、誰でも楽しめるものではない!」と感じていたそうで、そこで「誰でも楽しめる連射系レトロシューティングゲームを作ろう!!」と思い立ったという。その思いにレジスタが賛同し、今回のプロジェクトに結びついた。レジスタは脱出ゲームをはじめとした多様なジャンルのゲームを開発するデベロッパーであり、シューティングゲームとしては『ムーンダンサー』や『レイジングブラスターズ』『ミサイルダンサー』などを手がけた実績がある。
本作は、シューティングゲームが全盛期だった1980〜90年代に多くみられた、王道かつシンプルな2Dの縦スクロール制を採用。そして、シューティングゲームの魅力を最大限に楽しむためとして、以下の3種類のモードが搭載される。
1.各ステージをクリアしてエンディングを目指すアーケードモード
2.2分間のスコアアタックを競うキャラバンモード
3.純粋なテクニックを競うチャレンジモード
ゲーム内容についての情報はまだ少ないが、連射要素の現代風アレンジや、ボーナス獲得のコンボを繋ぐ上級者向けテクニックの実装もおこなうとのこと。またBGMは、メインテーマには過去の“キャラバンシューティング”を思い出すような楽曲を用意(本稿冒頭の映像)。ほかの楽曲も、世界観を意識してゲームを盛り上げるようなものになるとのことだ。
『スターガニアン(STAR GAGNANT)』のクラウドファンディングキャンペーンは、クラウドファンディングサイトうぶごえにて、9月5日午後5時から10月5日午後11時59分まで実施予定。初期目標金額は100万円に設定されているが、All-in方式とされているため、仮に目標金額を達成できなくてもプロジェクトは進められる。本作は、2023年5月に発売予定とのこと。
プロジェクトへの支援方法としては、高橋名人に差し入れできる権や、ゲーム内のスタッフロールに名前を記載する応援クレジット、限定オリジナルTシャツなどのほか、支援者のデザインを敵機やボスの原案としてゲームに登場させる権利など、1000円から30万円までのプランが提供される。
なお、一般的なクラウドファンディングでよくみられる、完成したゲームを提供する支援プランは用意されないようだ。一方で支援者全員には、「スタガニストの認定証(ステッカー)」がプレゼントされる。このほかの詳細は、うぶごえのキャンペーンページを確認してほしい。
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