『VALORANT』『LoL』のRiot Games、長期間使用されていない休止アカウントの削除を発表。諸条件をすべて満たす人のみが対象

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Riot Gamesは8月15日、一定の条件を満たした休止状態のライアットゲームズアカウントの削除を発表した。アカウントの削除は今後数か月のうちに開始され、ゲームに復帰するには新たに作成が必要になる。


Riot Gamesといえば、『League of Legends』や『Teamfight Tactics』、『League of Legends: Wild Rift』や『Legends of Runeterra』、『VALORANT』を展開している。そうしたゲームに使用するアカウントが対象となっているわけだ。

まず休止状態の定義について、Riot Gamesは「ライアットのゲーム、アプリケーション、またはライアットの公式ウェブサイトに3年以上ログインしていない場合」としている。ゲームを3年間プレイしていない、およびゲームクライアントに3年間ログインしていない場合でも、Riot Gamesの公式サイトや各ゲームの公式サイトなどにログインされているとアカウントは引き続き使用中とみなされる。

Riot Gamesはアカウントの削除に対して慎重な姿勢をとっており、上記の休止状態に当てはまっただけでは削除には至らない。休止状態に加えたいくつかの条件すべてを満たしている場合のみ、アカウントが削除となる。詳細は以下の通り(公式サイトより引用)。

・アカウントが休止状態である
・アカウント作成時から、ゲーム内通貨を一度も購入していない
・アカウント作成時から、ゲーム内通貨を一度も受け取っていない
・プレイ時間が20時間未満である
・希少な限定版の特典や権限を保有していない

すなわち、3年以上前にゲームを開始したもののチュートリアルとその前後でプレイをやめてしまった無課金プレイヤーが削除の対象となるようだ。『League of Legends』といったサービス開始から3年以上が経過したゲームに、数年前軽く触れてからはプレイしていないアカウントが最初の対象となっていくのだろう。


削除の対象になった場合、登録されているメールアドレス宛に削除の通知が送信される。しかし、このメールの受信直後に否応なしに削除されるというわけではないようだ。プレイヤーサポートにアクセスしてログイン後に手続きをおこなうと、アカウントの削除は拒否できるようだ。

今回の発表についてRiot Gamesは、セキュリティーとプライバシー強化の取り組みの一環としている。2022年1月20日にはアカウントの二要素認証を導入しており、任意でログインごとに2段階の認証をおこなうことが可能になった(未認証デバイスからのログイン時の2要素認証は以前から存在)。一連の取り組みから、個々のアカウントの安全性の向上を図ると同時に、保持する情報を限定することによってセキュリティーの抜け目を減らそうとする姿勢が見て取れる。

アカウントの削除は数か月のうちに開始され、削除されてしまった場合は既存の情報ではログインできず新たなアカウントが必要だ。再度作成する手間を考えると、少しでも復帰の可能性のある該当プレイヤーはログインしておくとよいだろう。

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