“出させたら”勝ちのマルチ対戦相撲『もろだし相撲』がSteamに突如出現。見知らぬ人と友人と、みんなでもろだし


デベロッパーのBakumatsu Gamesは7月21日、マルチ対戦可能な相撲ゲーム『もろだし相撲』のSteamストアページを公開した。同ページによれば、本作は2022年8月リリース予定。本作の相撲は、現実の相撲とは一味違うようだ。

『もろだし相撲』は、多元宇宙上に存在する地球を舞台とした、マルチ対戦可能な相撲ゲームだ。この地球における日本は、伝統国技「もろだし相撲」を世界に誇っている。もろだし相撲では、「掴む」「突っ込む」「飛ぶ」などの技を駆使。相手のまわしを外して、“もろだし”にした方が勝ちとなる。プレイヤーはもろだし相撲の最高位である横綱を目指し、日々研鑽を重ねていた力士。しかしある日、もろだし相撲の優勝トロフィー「チャン=コナ」には万能の力が封印されているとの噂を耳にして、「もろだし相撲バトルトーナメント」に身を投じるのだ。


本作ではひとりでCPUキャラを相手に戦うシングルプレイのほか、ローカル/オンラインのマルチプレイにも対応。ひとりでも、身近な友人や見知らぬ人とでも、もろだし相撲が楽しめるわけだ。さらには、本作には8人のデフォルト力士のほか、自らキャラエディットで力士を作り上げることも可能。髪の毛や体型のほか、顔までもかなりの自由度でカスタマイズできるようだ。アバターショップではアクセサリーが購入でき、プレイヤーの発想次第でいろいろな表現が可能とのこと。

もろだし相撲は女性も参加できるように見受けられる。恐竜らしき力士もいるようだ。違う地球の話であるため、性別や種族など気にしても仕方がない。いずれにせよ、まわしが外れた際には、もろだし部分にエフェクトがかかるようだ。ストアページでも「ヌード部分は光り輝くため、実際に見ることはできません」と説明されている。


ちなみに、現実の日本における相撲には通称「不浄負け」と呼ばれる規定があり、“もろだし”となった力士は負けとなる。一方で、あえて“もろだし”を狙うことも禁じ手だ。ただ、本作で実施されるのはあくまで「もろだし相撲」であるため、細かいことは気にしないほうがよさそうである。

なお、本作ストアページを公開した開発元Bakumatsu Gamesについては、謎に包まれている。テーマ設定やスタジオ名から、なんとなく国内デベロッパーではないかと推測できる程度だ。本作プレイ動画では物理演算によって、もろだしの力士が常軌を逸した動きをしている。一方で、高度なキャラクターカスタマイズ機能はかなりの技術力を感じさせる。Bakumatsu Gamesは何者なのか。なぜもろだし相撲なのか。なお、かつてYouTuberグループ「幕末志士」が、類似の無料相撲ゲーム『BAKUMAZUMOU~最強への道~』を公開していた。幕末志士とBakumatsu Games、これは偶然の一致だろうか。今後謎が解き明かされる時がくると期待したい。

【UPDATE 2022/07/21 19:00】
幕末志士による類似ゲームについて追記

『もろだし相撲』はSteam向けに配信予定。ストアページ記述によれば、2022年8月リリース予定だ。



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