『ポケモンGO』コミュニティ・デイ開催時間が「3時間」になると発表され批判集まる。その判断は妥当か否か

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Nianticは3月23日、『ポケモンGO』のゲーム内イベントである、コミュニティ・デイについて発表した。毎月恒例のイベントながら、今回の告知は本作コミュニティに波紋を広げている。その原因は、イベントの開催時間だ。


『ポケモンGO』は、任天堂とNianticが手がける位置情報ゲーム。本作では月に1度、週末において特定のポケモンが大量発生するコミュニティ・デイが開催されている。同イベントではフィーチャーされたポケモンのレアな色違いがゲットしやすいほか、イベント開始から終了後しばらくの間に該当のポケモンを進化させると、特別な技を覚えるなどの要素もある。また、ポケモン捕獲時のXP増量などの各種ボーナスも適用される。本作プレイヤーにとっては、是非とも参加しておきたいイベントなわけだ。

そして先日、本作公式サイトより4月のコミュニティ・デイの内容および開催日時が発表された。フィーチャーされたのはじたばたポケモン「ヌイコグマ」。開催日程は4月23日で、14時から17時の3時間を予定している。ところが、この3時間との開催時間がコミュニティに波紋を広げることとなった。というのも、コミュニティ・デイはここ約2年間において、倍の6時間のあいだ開催されるのが慣例となっていたからだ。


コミュニティ・デイはもともと、3時間の開催が基本だった。6時間開催が慣例となったのは、2020年4月25日からと見られる。同日のコミュニティ・デイは「プレイアットホーム」とのサブタイトルをつけ、新型コロナウイルス感染症の流行に対する、いわゆるステイホームの取り組みを支持するコンセプトで実施されていた。従来は3時間だった開催時間を2倍としたのも、その一環だったのだろう。当時は一時的な変更とされていたものの、最近では6時間開催はコミュニティ・デイの基本スケジュールとなっていた。

そうした背景もあり、6時間開催がプレイヤーのなかで当たり前となった。しかし今再び、コミュニティ・デイの開催時間が3時間に戻されると発表されたのだ。本作公式サイトによる発表では、今回の開催時間3時間は試験的な試みであるとしている。

元に戻す理由のひとつとしては、1月に開催された「コミュニティ・デイ(復刻)」においてユーザーからポジティブな反応が得られたためとのこと。同イベントはかつてのコミュニティ・デイを復刻する特別企画となっており、例外的に3時間の実施となっていた。フィーチャーされたのは「フシギダネ」で、同イベント限定にて、強力とされる技「ハードプラント」を進化により習得可能だった。また、コミュニティ・デイの6時間の開催時間中、3時間以上イベントに参加していたユーザーは参加者全体の5%にとどまっていたとのこと。そうした背景を踏まえ、開催時間を試験的に3時間に戻す決定がなされたそうだ。


しかし、今回の3時間スケジュールへの回帰は、長らくの6時間スケジュールに慣れていた国内外プレイヤーたちの間で議論を呼ぶこととなった。『ポケモンGO』日本語公式Twitterアカウントの告知ツイートには、「3時間では仕事の都合上参加できないプレイヤーもいる」など、開催時間短縮により参加できなくなるとのユーザー意見が投じられている。たしかに、14時から17時までの今回のスケジュールでは、「昼12時から仕事の休憩」などの都合があるプレイヤーは参加を諦めるしかなくなるだろう。

また、本作の英語公式ツイートへの反響でも、同様の批判の声が目立つ傾向だ。そもそも短縮の根拠とされる「長時間参加するユーザーが少ない」との点に対して、「ユーザーは生活の合間にプレイしているのであって、6時間の合間に時間を捻出していた」と指摘する意見もある。『ポケモンGO』は位置情報ゲームとして普段の生活と平行するタイプの作品でもあり、コミュニティ・デイに何がなんでも張り付くプレイヤーも稀だろう。そうした事情を鑑みず、単に長時間プレイヤーの割合のみを見て開催時間を短縮するのは、たしかに短絡的とも受け取れる。


一方で賛同の意見としては、ストリーマーのFleeceKing氏が「個人的には3時間は疲れすぎずちょうどいい」との声を投じている。一部ヘビーユーザーにとっては、開催時間短縮が良い制限として働く場合もあるようだ。しかし同氏も、6時間の方がユーザーたちが焦らず多くのプレイ時間を確保しやすいとして、究極的にはそちらの方がよいとの見解を示している。

なお、コミュニティ・デイ時間短縮に批判が寄せられた背景には、“仕様戻し”への反発もあると見られる。本作では以前にも、新型コロナウイルス感染拡大を受け変更した仕様を従来に戻す方針を見せ、ユーザーからの批判を受けたケースがあったのだ。そちらの場合では、Nianticがポケストップ/ジムへのアクセス可能距離を40メートルから80メートルに変更。後に40メートルに戻そうとしたところ、ユーザーからの批判を受けて撤回した経緯だ(関連記事)。コミュニティ・デイの6時間スケジュールも、元は感染拡大対策として設定された仕様である。引き続き感染症対策が重視されるなか、そうした仕様を従来に戻そうとする姿勢も、反発を招きやすい要素のひとつなのだろう。

開催時間を3時間に短縮すれば、同時接続プレイヤー数の増加には一定の効果を示すかもしれない。しかし、開催時間短縮は、ユーザーが都合のいい時間に参加できる自由度を奪う諸刃の剣でもある。今回の決定に寄せられた多くの批判を受けて、Nianticは何らかの対応を示すだろうか。




※ The English version of this article is available here

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