“撃たないSTG”『Swordship』発表。高速ボートでひたすらに攻撃を避け続ける


パブリッシャーのThunderfulは11月11日、Digital Kingdomが手がけるアクションゲーム『Swordship』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびコンソールで、2022年配信予定。


『Swordship』は、“シューティングゲームからシューティング要素を排除”するというコンセプトのもと開発中のアクションゲームだ。本作の舞台となる遠い未来の世界では、温暖化の進行によって陸上での生活が難しい状況にある。そこで、上流階級の人々は巨大な海底都市を建設して移住。一方、貧しい人々は地上にとどまり、陽の光を避けて生活することを余儀なくされている。

本作にてプレイヤーは、Swordshipと呼ばれるスピードボートに乗り、敵の攻撃をかいくぐりながら水上を高速で疾走する。目的は、海底都市へと運ばれるコンテナを盗むこと。金持ちから奪った物資を貧しい人々に与えるためなのか、それとも名声を得たいだけなのか、動機は謎に包まれている。いずれにせよ本作の世界では、そうした強奪行為に成功した者はほとんどいないとされ、難しいミッションとなるようだ。


プレイヤーが乗り込むSwordshipには武器が搭載されておらず、その代わり非常に軽量で素早い操舵性能を誇るという。ステージは自動生成によって生み出され、さまざまな敵がプレイヤーを追う。敵は武器を持っており、レーザーを撃ってきたり、機雷を設置したりして攻撃してくる。自ら反撃する術を持たないプレイヤーは、機動力を活かしてそうした攻撃をくぐり抜けなければならない。また敵の攻撃パターンを見極め、上手く同士討ちを誘うことも重要なテクニックとなる。

ステージ内ではコンテナが出現することがあり、これを獲得し指定の場所に届けることで、Swordshipのアップグレードが可能になるという。アップグレード内容の詳細についてはまだ明かされていないが、各種パーツを強化可能とのこと。トレイラーでは、敵をスタンさせられると思しき電撃を放ったり、一瞬だけ水中に潜ってレーザーをくぐり抜ける場面がみられる。また、Swordshipには複数のバリエーションがあり、種類によって異なるプレイスタイルを表現できるそうだ。

このほか、本作にはスコアアタック要素も用意。コンテナの獲得・配達や、敵の同士討ちによって点数が入るほか、素早く配達したり、敵の攻撃をギリギリで避けたりといった特定のアクションにてボーナスを獲得できる模様である。ステージでは天候変化も表現され、ハイスピードでゲームが進行するなか、プレイヤーのスキルを試されるゲームプレイとなりそうだ。


『Swordship』は、PC(Steam)およびコンソール向けに2022年配信予定。