2人プレイ用パズルADV『違う冬のぼくら』発表、Steamにて配信予定。家出少年たちがどこか遠くを目指す、ところにょり氏新作

 

講談社は11月6日、情報番組「INDIE Live Expo Winter 2021」内にて『違う冬のぼくら(BOKURA)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2022年のリリースが予定されている。
 

 
『違う冬のぼくら』は、国内の個人ゲーム開発者ところにょり氏が手がける、2人プレイ専用の2Dパズルアドベンチャーゲームである。本作の主人公は、2人の家出少年。それぞれ家出した彼らは、どこか遠くを目指して、森の中を進んでいくことになるようだ。

あてもなく遠くを目指す少年たちの前には、2人プレイ専用のタイトルらしく、協力して乗り越えるギミックが待ち受けている。スクリーンショットでは、箱やシーソー、ロープといったものが映されている。2人でシーソーを動かしたり、段差を協力して乗り越えたりなど、コミュニケーションを取りながら解決する仕掛けが用意されているのだろう。また、ひらめきや工夫によってステージを攻略していくと、ストーリーが進行。「“どこか遠く”が、どれほど遠いのか、知りたかった」という、2人の少年の物語も描かれる。ストアページによると、オンライン/ローカルでの協力プレイに加えてRemote Play Togetherにも対応。一緒に遊ぶ相手がいれば、相手の場所は問わないようだ。
 

 

 
本作を開発しているのは、国内の個人ゲーム開発者ところにょり氏だ。同氏は、宇宙から誰かの声が届く『ひとりぼっち惑星』や、死んだ機械たちを弔う『おわかれのほし』、腎臓病の犬の腎臓になる『renal summer』などを制作してきた人物。2020年には「講談社クリエイターズラボ」の第1期生に選ばれており、本作は講談社からのリリースとなるわけだ。

また本作は、一見ノスタルジックで暖かい作品のようにも見えるが、スクリーンショットには鹿の死体のような何かが確認できる。少年たちがどのような道を辿るのか、死や別れも描いてきたところにょり氏の描くストーリーも気になるところだ。
 


『違う冬のぼくら』は、Steamにて2022年にリリース予定となっている。