メイド喫茶運営ライフRPG『Maid Cafe at Electric Street』正式発表。ドット絵で描かれる、日本の電気街での日々


上海のデベロッパーAdventurer’s Tavern(冒険者酒館)は10月22日、『Maid Cafe at Electric Street(电器街的咖啡店)』を正式発表した。あわせてSteamのストアページを公開しており、数枚のスクリーンショットとともに本作が日本語字幕に対応することが確認できる。なお本作は、2020年12月に「プロジェクトメイドカフェ(仮)」として発表されていた作品だ。


『Maid Cafe at Electric Street』は、日本の電気街とメイド喫茶をテーマにした作品だ。Steamストアページでは、「愛と冒険とシミュレーションをテーマにしたRPG」とも表現されている。本作でプレイヤーは、店長としてメイド喫茶で働くことになる。接客を務めるメイドたちを雇用し、やってくるご主人さまたちに体験を提供。街中で新しいメイドを探したり、メイド喫茶に装飾を追加したりしながら、メイド喫茶の店長としての毎日を過ごすわけだ。


本作では、仕事が終わったあとの時間も描かれていく。具体的には、閉店後にメイドたちと会話し、仲良くなる要素が導入されている。映画を一緒に見に行ったり、ゲームをともにプレイしたり、人生について語りあったりなど、メイドたちとさまざまな交流が可能。詳細は不明ながら、恋人に朝起こしてもらうような要素も含まれているようだ。

またメイド喫茶の周辺にある、日本の電気街も描かれる。実際の電気街同様に、ゲームセンターやガチャガチャ、カードショップなどがあり、ゲームや漫画が買えるという。四季が移ろい行く中、店長としての仕事と、メイドたちとの時間や電気街での休息を通して、日本のメイド喫茶で働くオタク店長としての暮らしが描かれるのだろう。


また本作のグラフィックには、主にドット絵が採用されている。メイドたちは可愛らしく表現されているほか、メイド喫茶の中はドットと3Dを組み合わせ、奥行きをもって描写。電気街の情景は、光と影を用いて、雰囲気も含めて美麗なドットに落とし込まれている。

前述のとおり、本作を開発しているのは中国・上海のインディーゲームデベロッパーAdventurer’s Tavernだ。彼らは、同名のレトロゲーム/カードゲームバーを資金集めの為に運営しつつ、同じ場所でゲーム開発をしているという、ユニークな開発会社。店長の龍龍氏は、日本で育った中国人であり、彼の体験が本作にも生かされているのだろう(IGN Japan)。またSteamのストアページによると、開発チームの夢見るライフスタイルが、本作では表現されているそうだ。


『Maid Cafe at Electric Street』は、現在開発中。Steamのストアページや公式Twitterでは、開発中のスクリーンショットなどが掲載されている。また、2020年12月時点のツイートでは、2021年リリース予定だと発表されていた。




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