自動化街づくりシム『Factory Town』11月17日Steam正式リリースへ。誰にも襲われない街でじっくり工業化計画

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個人デベロッパーのErik Asmussen氏は10月19日、都市建設シミュレーション『Factory Town』を現地時間11月17日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC/Mac(Steam)で、価格は2050円。 
 

 
『Factory Town』は、自動化をテーマにした工業都市建設シミュレーションゲームだ。プレイヤーは3Dで描かれた世界にて、可能な限り自動化と効率化を推し進めた都市を建設することになる。まずは、少数の労働者たちとともに周囲の資源を集めるところからスタート。労働者には、クリック&ドラッグで「何をピックアップするか」「どこへ運ぶか」といった指示を出すことが可能だ。辺りの木を伐採し、作物を収穫し、鉱石を採集しよう。 

こうして集めた素材を製造施設に送り込めば、市場で販売する価値のある製品へと作り変えることができる。製造物を売り出して獲得した収入は、研究へと投資。新たな自動化機械や輸送手段などをアンロックするのだ。コンベアベルトや列車、パイプ、蒸気機械などがアンロック可能なほか、なかには生産効率を一気に上げる魔法のガジェットも利用可能だ。また、必要に応じて地形を作り変えるツールも存在する。 
 

 
正式リリースにあたり、複数のコンテンツ追加や調整がおこなわれる。新要素の目玉となるのは、キャンペーンモードにおける第8のマップ実装だ。同マップにおいては、プレイヤーは多くのテクノロジーが解放された状態でゲームを開始。巨大な鉄道網のほか、どんなアイテムも輸送できるオムニパイプを作る製造施設などが利用可能だ。 

ただしその分、マップのコンプリートも困難。最終レベルのテクノロジーをアンロックし、オムニ神殿を建設するために、物理・魔法による生産能力をかなり発展させる必要がある。オムニ神殿を建てるのは困難であるものの、報酬として生産・輸送を無限にスピードアップできる研究が可能となる。また、マップを達成するごとに獲得可能な実績も追加。すでにクリアしているマップについては遡って実績が取得できるため、再度プレイする必要はないとのことだ。 
 

 
また、計算ブロックの仕様についても変更がほどこされている。計算ブロックとは、数値の計算や論理演算などを用いて複雑な輸送・製造を可能とするブロック。プログラミング言語のように、入力された数値によって出力結果が変化する。これまで、それぞれの計算ブロックの挙動は非常に不明瞭だったが、アップデート後は仕様を刷新。計算ブロックを扱う際には数多くの出力やメッセージタイプを閲覧・選択することができ、どのタイミングで出力し、ターゲットブロックにどのような影響を与えるかが分かるようになる。 

たとえばタイマーブロックを使用するときには2種類の機能を選択可能。一定時間が経過したのち、単にブロック内部の値を出力するか、タイマーの実行中/停止が切り替わるたびに「オン/オフ」の信号を出力することが可能。これを利用することで、鉄道のゲート開閉などをタイマーを使って制御することができる。計算ブロックについては右クリックで出力を選択できるようになるなど、多数の改善がくわえられているようだ。このほか多数の機能が追加されている。 

『Factory Town』は11月17日、PC/Mac向けにSteamにて正式リリース予定。価格は早期アクセス配信時と変わらず2050円となる。 




※ The English version of this article is available here

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