Nintendo Switch本体アプデで「Twitter投稿」がこっそり改善されたとの報告。日本人はあまり意識しないあの仕様

 

任天堂が9月15日、Nintendo Switch向けに配信したシステムアップデート13.0.0には、特に海外ユーザーにとって小さくも嬉しい改善が盛り込まれていたようだ。複数の改善の陰で公式更新情報にも記載なく実装されたのは、Twitterクライアントの制限緩和だ。海外メディアGameXplainが報じている。

Nintendo Switchシステムアップデート13.0.0では、Bluetoothオーディオ機器への対応を始めとして、新型Nintendo Switchドックのファームウェア更新やスリープ中のインターネット接続維持など複数の機能追加・改善がなされた(関連記事)。特にBluetoothを利用したワイヤレスイヤホンなどへの対応は待ち望んでいたユーザーも多かったようで、SNS上では大きな反響が寄せられている。


“目玉”となるアップデートの陰で、一部海外ユーザーの目に止まったのが「Twitterの文字数制限緩和」だ。システムアップデート13.0.0により、日本語も英数も一律で“1文字”と勘定していたNintendo Switchのツイート投稿機能が、半角英数など1バイト文字については“0.5文字”と計算するようになったのだ。つまり、英語などでのツイートについては140文字の2倍である、280文字を利用できることになる。

そもそも、ブラウザやアプリ版などのTwitterでは現在、日本語でよく用いるマルチバイト文字などでは、基本的に最大140文字、半角英数字などシングルバイト文字では最大280文字の投稿が可能だ。実は、かつてのTwitterでは半角英数字についても最大140文字の制限が設けられていた。この140文字規制が280文字へと緩和されたのが、Nintendo Switch発売から約半年後となる2017年9月から11月のことだった。
【UPDATE 2021/9/16 15:30】
日本語を2バイト文字と表現していた記述を修正

しかしながら、Nintendo SwitchのTwitter投稿機能は、現在2021年9月に至るまで依然として半角英数字にも140文字の制限を設けていたのだ。海外掲示板Redditのコミュニティ/r/NintendoSwitchでは、実に約4年前から「Nintendo Switchでも280文字ツイートをサポートしてほしい」という意見が断続的に投稿されていた。一部ユーザーにとっては切実な問題であり、今回こっそり実装されたツイート文字数制限緩和を待ちわびた者も少なくなかったのだろう。


そしてついに、今回のシステムアップデート13.0.0により制限がTwitter準拠の280文字へと緩和された。筆者が実際にNintendo Switchで確認したところ、優に200文字を超える半角アルファベットを入力して投稿できた。同改善内容については国内外における任天堂サイトの公式更新情報には記載されていない。しかしながら、一部海外ユーザーは目ざとく規制緩和に気付いたようだ。当のTwitter上では、英語圏のユーザーによって「280文字で投稿できる!」「やっとかよ!」といった投稿がなされている。


前述の通り、今回のツイート文字数制限緩和については公式のシステムアップデート13.0.0更新情報には記載されていない。注意深く観察すれば、誰も気付いていない改善点がほかにも見つかるかもしれない。