オープンワールド風ポケモン『Pokémon LEGENDS アルセウス』詳細情報一挙公開。ギンガ団としてフィールドを探索、オドシシ進化系など新ポケモンも

 

株式会社ポケモンは8月18日、公式番組「Pokémon Presents 2021.8.18」にて『Pokémon LEGENDS アルセウス』の情報を公開した。謎に包まれていた同作であったが、世界観やバトルシステム、新ポケモンなどさまざまな新情報が飛び出している。

『Pokémon LEGENDS アルセウス』は、過去のシンオウ地方を舞台に、ポケモン図鑑の作成を目指すアクションRPGである。対応プラットフォームはNintendo Switch。シンオウ地方は、かつて『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』の舞台にもなったが、本作の時系列は同作で描かれたよりも遥か過去。大自然に包まれ、ポケモンたちが過酷な自然環境の中で暮らしていた頃のシンオウ地方には、異なる生態系が広がっていたという。主人公は、そんな古の時代のシンオウ地方で、初めてのポケモン図鑑作成を目指す。

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『Pokémon LEGENDS アルセウス』は、アクションとRPG融合させた最新作だという。冒険となるのはヒスイ地方。のちのシンオウ地方と呼ばれる場所だ。ポケモンと人間が過ごすことが珍しかった時代で、ポケモン調査を繰り広げる。

本作の本拠地となるのはコトブキムラ。この地では聞き覚えのある組織“ギンガ団”が根ざしている。ギンガ団は、ポケモンの生態調査のほか、医療や警備を担っている重要組織だ。主人公はギンガ団の調査隊の一員として調査と冒険を進めていく。コトブキムラの施設としては、ほかのプレイヤーとポケモンを交換できる交換屋や、調査に役立ったり人々の営みが見られる場所が用意されるそうだ。なお本作にはプレイヤー同士の通信対戦要素はないとのこと。


ヒスイ地方の各地を訪れ、キャンプでアイテムを手に入れつつ、ポケモンを調査。観察をしたり戦闘をしたり捕獲したりしながら調査を進めよう。調査はポケモンを捕まえるだけでなく、わざをみたりすることでも進むという。調査を進めれば研究レベルが上がり、ギンガ団への貢献度である団員ランクも上昇。団員ランクが上がれば行けるエリアも増えるという。

野生のポケモンは、フィールドや戦闘でボールを投げて捕まえる。捕獲方法はポケモンによってさまざま。めかくしだまなるアイテムを使って隠密しポケモンのスキを見つけて捕獲したり、弱らせて捕獲したりといったバリエーションがあるようだ。なお本作では、クラフトシステムが採用されており、材料を集めてクラフト台でアイテムを作成し、モンスターボールなどを生み出すようだ。

戦闘はコマンドバトルを採用しながらも、これまでのシリーズとはやや毛色が違う。完全なターン制ではなく、すばやさや繰り出すわざによって行動順が変化し、時には連続で行動することもある。また覚えているわざは力業と早業として使うことができる。力業は威力は強いが繰り出し後の行動が遅くなりやすい。早業は繰り出し後の行動が速いが力業よりは威力は弱いといった次第。これまでのバトルとはまた異なる駆け引きが楽しめるだろう。
【UPDATE 2021/8/19 1:07】
早業と力業の説明を修正


なお本作では新ポケモンも登場する。オドシシの進化系のアヤシシ(タイプはノーマル・エスパー)や、バスラオの進化系イダイトウ(タイプはみず・ゴースト)。リージョンフォームとして「ヒスイのすがた」も存在するようで、ウォーグル(タイプはエスパー・ひこう)やガーディ(タイプはほのお・いわ)といったポケモンがこれまでの作品とは異なる姿で登場している。単なるスピンオフではなく、ポケモンの新たな可能性を切り拓く作品になりそうだ。

『Pokémon LEGENDS アルセウス』は通常価格は税込6578円で、Nintendo Switch向けに2022年1月28日発売予定だ。今月8月19日より予約受付が開始される。

【UPDATE 2021/8/19 23:20】
プレスリリースに記載されていた新情報を追記