猫カフェ構築運営シム『Cat Café Simulator』2022年中に早期アクセス開始へ。保護した野良猫の里親探し、ずっとカフェで飼うのも可

 

スウェーデンを拠点とする個人開発者のElin Granath氏は8月3日、開発中の猫カフェシム『Cat Café Simulator』について、2022年中に早期アクセス配信を開始すると発表した。あわせてSteamストアページも公開されている。カフェ建築システムやマネジメント要素を盛り込んだ、猫愛溢れる作品だ。


『Cat Café Simulator』は、猫カフェ運営シミュレーションゲームだ。プレイヤーは猫カフェの店長となり、カフェをカスタマイズしつつ野良猫を保護し、彼ら彼女らとの絆を深めていく。建築システムは『The Sims』シリーズから影響を受けているそうで、カフェの間取りや内装、猫たちが利用する設備の配置まで、かなり自由にカスタムできるようだ。また、来訪したお客さんに対してはお菓子などを提供してのおもてなしが可能となっている。

保護した猫たちの里親を見つけることも、プレイヤーの重要な目的だ。しかし、どうしても一緒に居たいと思った猫ちゃんがいれば、カフェにずっといてもらうことも可能とのこと。猫好きにとっては嬉しいものの、すぐに店が猫で溢れかえらないか心配だ。また、開発者のElin Granath氏自身も、かなりの猫や動物好きのようだ。


Granath氏は過去に、猫や山羊などの動物をテーマにした作品をitch.io上に多数公開している。例としては、『The Binding of Isaac』風の山羊少年を主人公にしたアクションゲーム『GOATWRATH』や、猫を保護して飼育するシミュレーション『Cat Shelter Sim』など、10作品を制作しているようだ。また、同氏のSNSを確認したところ、初めてUnityでゲームを完成させたのは2018年頃とのこと。動物をテーマにした作品を意欲的に制作する同氏の姿勢は、動物たちとゲーム制作への愛と情熱を感じさせる。

同氏がYouTube上で公開しているデベロッパーログでは、猫カフェシミュレーションの根幹となる「猫の挙動」にまつわる開発の工夫などが紹介されている。英語ではあるものの、動画のなかでは「あふれかえる猫」、「横になる猫」「猫にめりこむ猫」などの多くの見どころがあるほか、本作が動く様子もわずかながら垣間見える。興味のある方は、是非ともチェックしてみてほしい。


『Cat Café Simulator』は2022年中に早期アクセス配信開始予定。対応プラットフォームはPC(Steam)だ。2021年秋には体験版の配信を予定している。