『白猫プロジェクト』Nintendo Switch版の開発は継続中。1年半の沈黙を破り、コロプラが明言


コロプラは7月13日に、公式番組「白猫プロジェクト7周年記念生放送」を配信。『白猫プロジェクト』Nintendo Switch版の開発状況について言及した。同作は、依然として開発中だという。

生放送番組中盤にて、『白猫プロジェクト』を長年支えるスーパーバイザーの角田亮二氏が登場。重要なお知らせがあるとして、Nintendo Switch版の開発状況についてコメントした。まず7周年を迎えるにあたって、ユーザーに感謝の言葉を述べつつ、Nintendo Switch版について言及。同作については、「現在も鋭意開発中」と表明した。ファンにしっかりしたものを届けるために、もう少し時間がほしいとしている。次に続報を届けるにあたっても、さらに時間を要するとしつつも、開発が続けられていることを明かした。

https://youtu.be/6-UAfWC8Nxo?t=3557

※該当箇所は59:10~


かつて同シリーズのプロデューサーを務めNintendo Switch版を手がけていた浅井大樹氏も、社外アンバサダーとしてこの件に言及した。浅井氏のもとにも、同作の行方を問いかける質問が寄せられていたが、退社済みなので答えられなかったと苦笑。「作っているかどうかを気にする人が多かった」とコメントしつつ、「開発が継続されていることがわかってよかった」と言葉を寄せた。また同氏はコロプラについて「開発はまあ止めないもんね」と補足。角田氏はこれに同意し「本当に面白いものになるため、考え続ける文化がある」と返答。その中で改めてNintendo Switch版については「お時間ください」と強調した。

コロプラは2018年7月に、4周年記念生放送にて、Nintendo Switch版『白猫プロジェクト』を発表していた。しかしながら、前出の浅井氏の退社とともに2019年末に開発の無期延期が発表。また並行して、コロプラはNintendo Switch販売元の任天堂から特許権侵害に関して訴訟されていた。訴訟が起こされたのはNintendo Switch版の発表前だったとはいえ、現在も引き続き係争中であることから、同プロジェクトへの影響が懸念されていた。


長きに渡り沈黙が続く中、この度コロプラは自らNintendo Switch版について開発が続いていると声明を出したわけだ。発売だけでなく続報を出すにも時間がかかるとしており、すぐには新情報が出ないと予想されるが、同作を待っていたファンにとっては嬉しい報せかもしれない。

なお「白猫プロジェクト7周年記念生放送」においては、さまざまな発表が出されている。『白猫テニス』に続く新作スポーツゲームが開発されていることが明かされ、こちらは7月19日放送の特別番組にて詳細が明かされるそうだ。『白猫プロジェクト』の7周年イベントやグッズなど、多岐にわたる情報が公開されているので、気になる方は同番組を改めて視聴するといいだろう。

Nintendo Switch版『白猫プロジェクト』は、現在も開発中。発売時期は未定である。