『Sky 星を紡ぐ子どもたち』「再訪する精霊」に新要素追加へ。シェア・スペース用のアイテムがさらなる物語を添える

 

thatgamecompanyは7月9日、『Sky 星を紡ぐ子どもたち』における「再訪する精霊」について、新要素の追加を検討していることを発表した。開発中の機能シェア・スペースと絡めての要素追加となるようだ。 

『Sky 星を紡ぐ子どもたち』においては、季節に応じてさまざまなシーズンイベントが開催される。そうしたイベントの間には期間限定で出会える精霊たちが登場し、特別な感情表現やアイテムをもらうことが可能だ。ただし、イベント期間が過ぎてしまえば精霊たちは去ってしまう。そこで、新規プレイヤーやタイミングを逃してしまった人のためにやってくるのが「再訪する精霊」だ。 

半月に一度、過ぎ去った季節の精霊たちが、ランダムで4日間だけホームに遊びにくる。運がよければお目当ての感情表現やアイテムをもった精霊がやってくるチャンスもあるわけだ。ちょうど最新の再訪する精霊としては、かつて「感謝の季節」に登場した「おませな漂流者」がまさかの三度目の再訪を果たしている。人気アイテム「イタチ面」入手のチャンスに、多くの星の子が歓喜したようだ。 
 

 
新規プレイヤーにとっては嬉しい再訪する精霊である一方、古くから『Sky 星を紡ぐ子どもたち』を遊んでいるプレイヤーとしては、目新しい要素がなく物足りない側面もある。所持していないアイテムをもった再訪する精霊たちが来るまで、何か月も待ち続けているという声もあるそうだ。今後実装される要素では、そうした課題を解決しようとしているという。そこで登場するのが、「大樹に集う季節」より雨林のツリーハウスエリアに追加されたシェア・スペースだ。シェア・スペースは一種のハウジングのような機能。プレイヤーは本棚やハンモックなどのアイテムで、スペースを飾り付けることができる。コーディネートしたスペースは、ほかのプレイヤーと一時的に共有することが可能だ。 
 

 
シェア・スペースはまだ開発の初期段階にあり、多くの改善予定がある。そうしたなか、今後登場するシェア・スペース用アイテムの入手方法について言及。各イベントの新アイテムとして登場するほか、再訪する精霊たちから獲得できるものも追加されるようだ。開発チームとしては、時間をかけてシェア・スペースで使用できるアイテムを、着実に導入していきたいねらいがあるという。そのうえで、2週間ごとに訪れる再訪する精霊たちを使い、新アイテムを彼らのメニューの中に登場させることが自然な方法だと考えられたそうだ。その際、精霊の特徴に合わせたアイテムを用意し、新要素の流れに物語性を付与することも考えているとのこと。 

今後シェア・スペース用のアイテム入手方法は複数取り入れられるとのことだが、その方法の一つとして再訪する精霊が活躍するようだ。なおシェア・スペース用アイテムの必要エレメント数(ゲーム内通貨価格)は、再訪する精霊たちに必要とされるエレメント数が多くのユーザーにとって大きな投資である事を考慮した上で、さらに大きな負担とならないように設定されるという。 

再訪する精霊は過去アイテムを入手したいプレイヤーにとって嬉しい存在である半面、エレメントの投資が絡むだけに、デリケートな側面もある。新旧双方のユーザーに楽しんでもらえるよう、慎重に調整を進めてほしいところだ。