『Rainbow Six Quarantine』はタイトル変更を検討中、Ubisoft CEOが明かす。意図せず「新型コロナウイルス」を連想させるワードに

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Ubisoftは、『Rainbow Six Quarantine』のタイトル変更を検討していることを明らかにした。投資家向けの質疑応答にて、Ubisoft CEOのYves Guillemot氏が回答している。「Quarantine」との単語が予期せず新型コロナウイルスと強い結びつきをもってしまったことから、改題を検討する状況となってしまったようだ。
 

 
『Rainbow Six Quarantine』は、2019年のE3にて初報が伝えられた作品。『レインボーシックス シージ』と同じUbisoft Montrealによって開発されており、フランチャイズの新シリーズとして発表された。『レインボーシックス シージ』がPvPであるのに対し、『Rainbow Six Quarantine』は3人チームで協力して戦うCo-opシューターだ。作中の世界は、変異した異星人の産み落とした寄生虫により危機に瀕している。感染者が増える中、プレイヤーはチームレインボーシックスのオペレーターとして人々を救助することとなるのだ。『レインボーシックス シージ』が対人シューターとして人気を博したように、今度はPvEジャンルを盛り上げる期待作として注目を集めてきた。

ただし、そのリリース時期については不透明な状況が続いている。もともと2020年初頭の発売がアナウンスされていたが、特に告知がないまま予定時期を過ぎていた。そして10月、Ubisoftが公開した決算報告書にて延期が判明(関連記事)。同社が手がける『ファークライ6』とともに、発売時期がずれ込む旨が明かされた。本件については投資家向けの質疑応答にてGuillemot氏が言及しており、2020年の新型コロナウイルスのあおりを受けての延期であるとされた。Ubisoftの会計年度は4月に始まることから、具体的なリリース時期は2021年4月〜2022年3月のいずれかとなることが見込まれる。
 

  
そして新型コロナウイルスが『Rainbow Six Quarantine』に与えた影響は、リリース時期のみにとどまらない可能性が出てきた。原因はタイトルに含まれる「Quarantine」というワードだ。もともと「隔離」や「検疫」、またはその期間・場所を示す単語。『Rainbow Six Quarantine』が寄生虫に脅かされる世界を舞台としており、感染に対抗するオペレーターチームを示す単語としては自然なワードチョイスであった。

ところが状況が変わったのが2020年だ。新型コロナウイルスの感染拡大にともない、全世界で大規模な外出自粛やロックダウンが見られるように。そうした中、日本語でいうところの「自粛期間」や「巣ごもり」に該当する言葉として「Quarantine」という単語が広く使われるようになったのである。今や、新型コロナウイルスのイメージ抜きに「Quarantine」というワードを使うことはほぼ不可能。『Rainbow Six Quarantine』の敵は、現時点で公開されている情報では地球外生命体や寄生虫であるものの、はからずもセンシティブなタイトルとなってしまったわけだ。 Ubisoftとしては新たなシリーズとして打ち出すにあたり、意図せぬマイナスイメージのある名前となることは避けたいところだろう。したがって、タイトル変更の話題が飛び出したわけである。

今回『Rainbow Six Quarantine』に関する情報がもたらされたのはタイトルの一件のみで、その他の新情報は明かされていない。本当にタイトルを変更するのか、そしてリリース時期はいつになるのかなどは、依然として不透明だ。昨年10月には制作体制をリモートに切り替えるべく最適化していると伝えられており、環境の変化にともなう開発の遅れが出ているのかもしれない。
 

 
『Rainbow Six Quarantine』はPlayStation 4/Xbox One/PC向けにリリース予定。次世代機への対応有無については今のところ明かされていない。

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