北欧神話オープンワールドサバイバル『Valheim』Steamで早速ヒットの兆し。 ヴァイキングの戦士となってクラフトで協力プレイ

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パブリッシャーのCoffee Stain Publishingは2月3日、スウェーデンのデベロッパーIron Game Studioが手がける『Valheim』の早期アクセス配信を開始した。北欧神話とヴァイキングの文化から影響を受ける、オープンワールド・サバイバルゲームだ。最大10人での協力プレイが可能。価格は2050円で、日本語表記にも対応している。同時接続ユーザー数が一時は2万を超え、好調なスタートを切っているようだ。

『Valheim』でプレイヤーはヴァイキングの戦士となり、オープンワールドの世界でサバイバルとクラフトを行う。主人公は戦争で命を落とすが、魂はヴァルキリーの手で10番目の北欧の世界Valheimへ運ばれる。Valheimは北欧神話の神々やモンスターが住まう世界。プレイヤーはオーディンの宿敵を倒し、Valheimの世界へ秩序をもたらす任務を与えられる。ゲームは比較的平穏なValheimの中心からスタートするが、外には危険な土地が広がっている。武器と防具をクラフトし拠点を建設して、探索範囲を広げていこう。

オープンワールドの島はシード値から、自動で生成される。広大なマップの中には森林や雪山、牧草地といったバイオームが生成されるようだ。マップの探索を進めることで資源を入手して、武器や防具を強化し、より強力な敵との戦いへ備える。ワールドの中には、ボスも存在する。彼らを倒すとトロフィーを獲得でき、さらに強力なアイテムのレシピが解放されるようだ。


戦闘は回避とブロックを基本とし、高難易度向けの調整がなされている。剣や斧、弓、槍、盾など多彩な武器をクラフト・強化して挑戦したい。空腹ゲージもあるため、食料の確保も重要だ。クラフトで料理や蜂蜜酒を作り出してサバイバルを行う。自由度の高い建築システムも存在し、小屋や屋敷、城塞をどこにでも建設が可能だ。クラフトのレシピは多岐に渡り、船の建造も可能。ヴァイキングのロングシップで航海へ出て、新天地を見つけ開拓範囲を広げてゆく。

本作では協力プレイも可能だ。最大9人までゲームへ招待でき、3~5人でのプレイが推奨されている。多人数でのプレイが可能な耐久性の高いサーバーが用意されているとのこと。多人数プレイ必須というわけではなく、もちろんソロでもプレイすることも可能である。


Steam Chartsによると『Valheim』早期アクセス配信の開始後、同時接続ユーザー数が2万を超えるタイミングもあったようだ。諸々の条件は異なるが、イカダで漂流する人気サバイバルゲーム『Raft』は、早期アクセス開始1週間以内の同時接続ユーザー数のピークは1万8000ほどであった。また記事執筆時点で『Valheim』のSteamの同時接続数ランキングは36位。ちなみに35位が『Left 4 Dead 2』、36位が『VRChat』である。レビューは「圧倒的に好評」であり、『Valheim』の早期アクセスはなかなか好調な滑り出しと言えそうだ。

今後の見通しも明るく、すでに2021年のロードマップも公開中だ。4回に渡る大型アップデートが予定されている。Steamページの記載によると、早期アクセス期間中には建築とクラフトシステムの拡張や、新たなボスとバイオームの実装を予定しているとのこと。「炉床と家」ではクラフトシステム、「カルト・オブ・ザ・ウルフ」では新たな敵、「船と海」では船の建造や航海要素が拡張されてゆくのだろう。さらに「もしオーディンが望むなら」として、追加分のアップデートも計画されている。プレイヤーからのフィードバックに応じて、サンドボックスモードなども追加される可能性がある。


『Valheim』はPC(Steam)にて、2050円で早期アクセス配信中。早期アクセス期間は最低でも1年を予定している。

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