モンスター育成メトロイドヴァニア『Monster Sanctuary』コンソール版配信開始、Steam版も正式リリースへ。育成も探索も楽しめる高評価RPG

 

パブリッシャーTeam17は12月8日、『Monster Sanctuary』を国内コンソール向けに配信開始した。対応プラットフォームは、 PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)。価格は2050円で、12月14日までは10%オフの1845円で購入可能だ。日本語にも対応している。早期アクセス配信されているSteam版も、本日17時に正式リリース予定。正式リリース時にはPC版も日本語にも対応する。


『Monster Sanctuary』は、ドット絵で描かれるアクションRPGだ。2Dの広大なマップを探索するいわゆる「メトロイドヴァニア」スタイルの探索デザインと、モンスター育成RPGのシステムを融合させた意欲作である。フィールド探索は横スクロールのアクションゲームのように展開され、モンスターシンボルに接触することでコマンド式RPGに移行するという、やや珍しいジャンルの作品に仕上げられている。

戦闘はターン制で展開され、モンスターたちが3v3のバトルで戦う。属性相性などを考慮して攻撃しなければならないほか、コンボカウンターというシステムが存在。数多く攻撃を加えるほど与えるダメージが多くなっていく。また、戦闘終了ごとにその戦いが評価され、評価が高ければ、レアアイテムや倒したモンスターの卵が獲得しやすくなる。


モンスターは戦って経験を積むうちにレベルが上がり、スキルポイントを獲得する。スキルツリーから技を取得していくことで、新たなスキルが使用可能になり、戦い方が広がっていくのだ。またモンスターは成長することで進化する種も多い。そのほか、それぞれのモンスターにはいくつかの装備を装着させることが可能。装備はアップグレードも可能なので、良い武器をモンスターに与えて攻撃力を底上げしてあげよう。そしてモンスターの能力は、探索パートにもつながる。仲間モンスターはそれぞれ固有スキルを持っており、たとえば鳥のモンスターを入手すれば、高所までたどり着くことができる。宝箱の入手や新たなエリアの開拓につながっていくわけだ。


『Monster Sanctuary』は2019年8月に早期アクセス配信開始。配信当初から高い評価を獲得しており、さらに幾度かの大型アップデートによりコンテンツ拡張がなされてきた。カジュアルな探索要素と奥深い戦闘・育成要素が巧みに融合されている部分が、評価点となっているようだ。正式リリースに際しては、20~30時間遊べるボリューム、101体のモンスター、13ものエリアやPvP要素の実装を果たしている。開発元はMoi Gamesは、早期アクセス配信当初の約束以上のものを届けられているとコメント。さらに今後の予定としては、New Game+やプレイヤーキャラのカスタマイズ要素、スピードランモードを追加すると宣言している。

『Monster Sanctuary』は、PS4/Xbox One Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに配信中。ありそうでなかったモンスター育成メトロイドヴァニアRPGを、楽しんでみるといいだろう。