『サイバーパンク2077』最高難易度で175時間遊んでいるけど終わらないと、開発メンバーが報告。かなりじっくり遊んだ場合

 

CD PROJEKT REDにてQAリードを担当しているŁukasz Babiel氏は11月22日、『サイバーパンク2077』を175時間遊んでいるが終わらないとTwitter上で伝えた。かなりインパクトのある数字であるが、厳密には平均的な遊び方とは少々異なる。同氏はQAチームのメンバーということで『サイバーパンク2077』をすでに複数プレイデータ分遊んでおり、175時間というのは、そのうち最高難易度でゆっくりと時間をかけて遊んでいるプレイデータのものだという。

同プレイデータでは、通常よりもステルス重視で、アイテムを隈なく探し集め、ゲーム内のあらゆる機能を活用しているとのこと。時間がかかる難易度設定・プレイスタイルでじっくり遊んだ場合、175時間超えという数値にたどり着くのだろう。コンプリート主義だから時間がかかっているわけではないそうだが、プレイ条件から察するに、平均的なクリアまでにかかる時間とは差があると考えられる。とはいえ、遊び方によってはそれだけ長くかかるという参考にはなりそうだ。

CD PROJEKT REDは過去に、『サイバーパンク2077』のメインクエストは『ウィッチャー3』よりもわずかに短いと説明している(関連記事)。同スタジオが手がけた『ウィッチャー3』について、メインクエストが長すぎると感じるプレイヤーが多かったからだという。「多くのプレイヤーがゲームを相当なところまで進めたものの、エンディングまでたどり着いていない、という指標があります」と、シニアクエストデザイナーであるPatrick K. Mills氏は語っていた。

参考として、ゲームのクリアにかかる時間を集積しているサイトHow Long To Beatによると、『ウィッチャー3』のメインクエストのクリアにかかる時間は51.5時間。コンテンツのコンプリートまでには172時間かかるとの集計データが取られている。『サイバーパンク2077』では、メインクエストだけでなく無数のサイドクエストやアクティビティも用意されるということで、それらにどれだけ時間を費やすかによっても、プレイ時間は変わってくるだろう。今年2月の時点では、サイドクエストとは別枠の小規模クエスト「Street Stories」だけで約75個あると明かされていた(関連記事)。


発売予定日である12月10日が近づき、最新映像やプレビュー記事などの情報が続々と公開されている『サイバーパンク2077』。CD PROJEKT REDジャパン・カントリー・マネージャーの本間覚氏は、キャラクターカスタマイズ機能が『ウィッチャー』作品の比ではないと、Twitter上で見どころを伝えている。こうしたカスタマイズ要素や、将来的に追加される予定のフォトモードなども含めると、さらに長くゲームの世界に没頭できることだろう。

*11月20日に公開された、最新ゲームプレイトレイラー

『サイバーパンク2077』は、PC/PS4/Xbox One向けに12月10日発売予定。PS5/Xbox Series X|Sでも後方互換によりプレイ可能となり、2021年には最適化されたバージョンがリリースされる。なお海外では『サイバーパンク2077』のパッケージ版がリークし、プレイ動画が流れ始めている。ネタバレを避けたい方は、今後のSNS/動画サイト視聴時には注意が必要となってくるだろう。