Razer、 Xbox Series X|SやPCに対応するコントローラー「Razer Wolverine V2」発表。グリップ形状を見直し、追加ボタンも搭載

 

ゲームデバイスメーカーのRazerは11月20日、Xbox Series X|S/Xbox One/Windows 10用コントローラー「Razer Wolverine V2」を発表した。価格は1万2480円で、本日から販売開始している。


Razer Wolverine V2は、Xbox Series X|S/Xbox OneおよびWindows 10 PCで使用できる有線タイプのゲームコントローラーだ。「Designed for Xbox」を取得した公式ライセンス商品である。Xbox One/PC向けに発売された前モデルの後継機種にあたり、Xbox Series X|Sにてゲームプレイ映像やスクリーンショットの撮影を1ボタンでおこなえる、Shareボタンを新たに追加している。

また、グリップ部分の形状を人間工学に基づいて見直し。前モデルよりも丸みを帯び、L字型に角度をつける位置も変更し、自然なホールド感になっているという。グリップには、滑り止めのテクスチャが入ったラバーも貼られている。


機能面での特徴というと、左右のトリガー/バンパーボタンの内側に配置されたマルチファンクションボタンが挙げられる。M1/M2ボタンとして左右にひとつずつ用意されており、専用のセットアップアプリを通じて任意のボタン操作を割り当て可能。これを使えば、右アナログスティックでエイム操作しながら、ジャンプやリロードなどのボタン操作をおこなうといったこともできるだろう。

このほか、軽く押すだけでトリガー入力できるヘアトリガーモードへの切り替え機能や、反応性に優れるというRazer製メカタクタイルボタン・十字キーの採用も特徴だ。前モデルでは、背面ボタンやRazer Chroma対応のライティング機能なども搭載していたが、比較的シンプルにまとめて価格を抑えた印象である。

Razer Wolverine V2は、Razer Storeにて1万2480円で販売中だ。


余談であるが、Xbox Series X|Sに対応するマイクロソフト公式ライセンスのコントローラーというと、ほかにもPowerAや日本のホリなどからも販売中。PowerAの「Enhanced Wired Controller」では、プログラム可能なふたつのボタンを背面に用意するほか、ボイスチャット用の操作キーが用意されている。

ホリの「HORIPAD Pro」もボイスチャットの音量などの操作が可能。また、ボタンアサインのプロファイルを4種類から切り替えられる機能も搭載する。Xboxが新たな世代へと変わったことで、こうした独自の機能を持つコントローラーがまた数多くリリースされていくことだろう。PCとの互換性があるため、Xboxユーザー以外にとっても注目である。