『Apex Legends』世界で2番目に大きいマーケットは日本。さらに今後も日本で成長するための秘策があると、EAが収支報告で予告

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Electronic Arts(以下、EA)は日本時間で11月6日、2021年度第2四半期の収支報告をおこなった。決算報告書の発表に合わせて開催されている。

同社はライブサービス事業における成功を強調しており、決算報告書によればライブサービス/その他事業による売上高は前年同期比で7億6800万ドルから8億6900万ドルに成長している。特に『Apex Legends』は『The Sims 4』に並び、現在EAが運営する主要なライブサービス作品のひとつだ。シーズン6における成功に続き、同作は11月5日にシーズン7をリリースしたばかり。CEOのAndrew Wilson氏は、今シーズンが本年における最大のコンテンツであることを明かした。

最高財務責任者および最高執行責任者のBlake Jorgensen氏によれば、『Apex Legends』の収益は昨年より24%増加しており、第3四半期に向けてきわめて好調なスタートを切った。EAは本作に対し3億〜4億ドルの収益を見込んで会計年度をスタートしたが、現在は年間で5億ドル以上の収益を生み出せる見込みだとしている。 ローンチからの累計では、わずか2年で約10億ドルの収益を達成できる見通しだ。
 

 
Jorgensen氏は『Apex Legends』に対し、毎年10億ドルの収益を出すフランチャイズへ成長することを見込んでいるとも語る。背景にはこれまでの成長スピードに加え、モバイル版のリリースが控えていることも伝えられた。昨年よりモバイル展開へ向けての動きが報じられていた『Apex Legends』だが(関連記事)、そのリリースが2022会計年度中(2021年4月〜2022年3月)になることが今回の収支報告にて発表された。

くわえてWilson氏は、日本市場が『Apex Legends』における世界的マーケットで2番目に大きい規模となっていることも明かした。EAは今後も日本で成長を続けるための強力なプランを控えているという。アジアにおける同作はいずれのシーズンにおいても大きな成功を収めているとのこと。一方、昨年より動きが報じられている中国向けの展開については、Jorgensen氏が「きわめて楽観的に捉えている」とコメント。具体的な進展には触れられず、同国にてゲーム販売の承認を得るのは「かなり難しい取り組み」であるとしつつも、「最終的には承認を得る」と意気込みを見せた。
 

 
Electronic Artsの2021年度第2四半期決算報告書はこちらで公開されている。

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