PS5『スパイダーマン:マイルズ・モラレス』では、ウェブ・スイングのアニメーションも一新。戦闘の改善など、海外向けに新情報公開

 

Insomniac Gamesは10月14日、『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales(スパイダーマン:マイルズ・モラレス)』の新情報を海外メディアGame Informer向けに公開した。多くの新情報は紙面に掲載されている状態であるが、Game Informerの編集長であるAndrew Reiner氏は、ユーザーからの質問を募集。言葉を選びつつ、さまざまな疑問に答えている。

もっとも多く寄せられていたのが、ゲームのボリュームについて。Reiner氏は「わからない」としながら、Insomniac Gamesクリエイティブ・ディレクターのBrian Horton氏が「満足いく長さ(satisfying length)」と語っていたと共有している。そのほか、多く投げかけられていたのが、ウェブ・スイングについてだ。『Marvel’s Spider-Man』では、移動そのものがひとつのエンターテイメントになっている。Game Informerが公開したトレイラーでは、マイルズがピーターとは少し違ったウェブ・スイングを繰り出している。スイングのアニメーションはピーターとは違うかと問われたReiner氏は、完全に新しくなっていると回答。マイルズのスイングの動きは、スカイダイビングのアクロバティックスに影響を受けているそうだ。

https://twitter.com/Andrew_Reiner/status/1316118796558577664


またウェブ・スイングについては、インタラクション自体は同じであるものの、アニメーションが異なると上記と同じ回答。なおマイルズは自分の動きに自身がなく、足に頼った動作をするそうだ。またマイルズはより多くのトリックが用意されているとのこと。前作では4種類楽しめていたエア・トリックのバリエーションが増えることになる。またPS5コントローラーのDualSenseのおかげで、ウェブ・スイングそのものの感覚も変わっているとReiner氏はコメントしている。

さらに前作からの改善のひとつとして、同氏は戦闘をあげている。具体的には、ステルスとフィニッシュ・ムーブをあげられている。原作コミックのマイルズはピーターにはない特有の能力を持ち合わせており、その中には透明化があげられる。本作のマイルズも同様の能力を持ち合わせており、一定時間透明になれるそうだ。透明化によって戦闘体験は変化するようで、透明を駆使することで一度見つかったとしても、ステルスしなおすことができるとのこと。

https://twitter.com/Andrew_Reiner/status/1316119205226385409


戦闘においては、フィニッシュ・ムーブも大きく改善されているようだ。前作では、特定の条件下において敵を一撃で倒すフィニッシュ・ムーブが存在していた。この必殺技のバリエーションが増えており、新作では壁や天井からフィニッシュ・ムーブを繰り出せるようだ。これはおそらく、ステルス状態で繰り出せるフィニッシュ・ムーブを指すだろう。『Marvel’s Spider-Man』では、一度敵に見つかった場合、いずれの敵にも見つからない場所に隠れて一定時間過ごさなければ、警戒状態は解除されない。つまり、閉じたエリアでは一度見つかればステルス状態に戻すことができなかったわけだ。新作では透明化によってステルスがしやすくなり、さらにステルスでのフィニッシュ・ムーブが増えるということで、戦闘の駆け引きにさらなる深みがもたらされることだろう。PS5版についてはロード時間がなかったともコメントしている。

https://twitter.com/Andrew_Reiner/status/1316119068240416768


マップについては基本的には同じであるが、前作から一年が経っている分、変化が訪れているという。またハーレムについては、構造は同じながらデザインされ直しているそうだ。ホリデーシーズンということで、街のあらゆる場所がお祭りムードになっているとのこと。以前公開されたトレイラーにて、そうしたお祭りムードは確認できるだろう。

なおGame Informerは、独占映像として最初のボスバトル映像を公開している。映像内では、マイルズがおなじみのヴェノム・ストライクなどを繰り出している。ピーターのスパイダーマンの姿も確認でき、製品版のストーリーについても興味をそそられる映像になっているだろう。なおReiner氏は、あくまでメディアの人間。パブリッシャーのSIEや開発元のInsomniac Gamesのスタッフではないので、情報が必ずしも正確ではない可能性があることを、留意しておきたい。