弓矢で世界を救うオープンワールド『The Pathless』11月12日発売へ。相棒の鷲と絆を育み、地を駆け大空を舞う

 

パブリッシャーAnnapurna Interactiveは10月2日、オープンワールドアクション『The Pathless』の発売日が11月12日になることを発表した。対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)およびPlayStation 5/PlayStation 4/Apple Arcade。

『The Pathless』は『ABZÛ』などを手がけたGiant Squid Studiosが開発を担当するオープンワールドゲームだ。プレイヤーは弓の達人、ハンターになって広大な世界を冒険する。相棒となる鷲との絆を深めながら、謎に満ちた島の広大な森を探検しよう。古代の遺跡では謎解き要素が待っているほか、バトルでは弓術を使った緊張感ある戦いが繰り広げられる。世界が闇に沈む前に、おぞましい悪霊を狩り尽くすのだ。

ハンターはフィールドに点在する「護符」を弓で撃ち抜くことで、ダッシュメーターを貯めることができる。つねにマップを駆け抜けながら途切れることなく的を撃ち続けることが『The Pathless』における基本だ。その際重要となるのはエイミングではなくタイミング。スピーディな動きの中でも流れるような射撃を実現することができ、誰でも熟練の狩人となった気分を味わうことができるという。

相棒の鷲の力を借りればハンターは空を飛ぶことも可能だ。高台から鷲につかまってジャンプすることで、グライダーのように滑空することができる。飛行中は鷲が羽ばたくことで数段階ジャンプし、より高い足場に登れるようになる。鷲との絆はゲームの核心であり、ハンターが鷲の羽づくろいをしてあげる場面も。これは単にふれあい要素だけでなく、よい飛行コンディションを保つためにも必要になってくるようだ。


島にはさまざまな秘密が隠されており、仕掛けを解くとクリスタルを手に入れることができる。集めれば鷲の飛行能力をアップグレードし、羽ばたきでより高くジャンプが可能となる。遺跡ではさらに大きなギミックが仕組まれており、射撃を利用したパズルを突破することで新たな道が切り拓けるという。

本作はオープンワールド作品でありながら地図が存在しないのも特徴だ。代わりにプレイヤーが利用できるのが、ハンターの身に着けるマスク。仮面を被って「スピリットビジョン」を使用することで近くのランドマークをハイライトできるほか、自身が通ってきた道筋も明らかになる。高台から見晴らしてビジョンを見れば、おのずと周囲の地形がつかめてくるだろう。


探索の途上では強大な悪霊が幾度となく道を阻んでくる。悪霊が現れた際はハンターと鷲が引き離されてしまい、単独行動にされてしまうのだ。相手のサーチライトのような光で気づかれないように行動しよう。悪霊に対抗するためには、各地に点在するオベリスクに灯を取り戻す必要がある。明かりを取り戻してからは反撃のターンだ。森を駆けて悪霊を追い詰め、弓矢をもって狩りとろう。闇を払い、世界に光を取り戻すまでハンターの戦いは続く。

本作の開発を手がけるGiant Squid Studiosは『風ノ旅ビト』を手がけたMatt Nava氏が設立したスタジオだ。前作『ABZÛ』は色彩豊かに描かれた海中世界を探索するダイビングアドベンチャーゲームだ。潮の流れに身をまかせ、水中の生命とたわむれる美しい世界となっている。長年培われてきた美的センスは本作でも遺憾なく発揮されており、新たにアクション要素が加わることでどのような作品が生まれるか期待したいところだ。

『The Pathless』は11月12日、PC(Epic Gamesストア)およびPlayStation 5/PlayStation 4/Apple Arcade向けに配信予定だ。