『モンスターハンターライズ』実機プレイで明らかになった新情報を総まとめ

 

カプコンは9月26日、東京ゲームショウ2020の生放送番組「CAPCOM TGS LIVE 2020<DAY-1>」にて、Nintendo Switch向けタイトル『モンスターハンターライズ』の実機プレイを初公開した。実機プレイでは、フィールドを縦横無尽に飛び回り、モンスターを華麗に狩猟するアクションの数々が披露された。

『モンスターハンターライズ』は、山紫水明の「カムラの里」や、神秘的なフィールド「大社跡」などで形成される“和”の世界観。特殊な鉄蟲糸でハンターを引き寄せる翔蟲(かけりむし)によって実現される、シリーズ屈指のアグレッシブなアクションが特徴となるハンティングアクションシリーズの最新作だ。険しい崖や道なき場所を縦横無尽に駆け巡ることが可能となり、武器種ごとの攻撃と組み合わせることで新たなハンティングアクションへと昇華される。ハンターの新たな心強いオトモとして、オトモガルクが登場。オトモガルクに乗っている間は自由に操作でき、スタミナを消費することなく、素早くフィールドを移動することが可能だ。

Nintendo Switchの特徴を活かしたローカル・インターネット通信による最大4人の協力プレイにも対応。いつでも、どこでも、誰とでも、独自の生態をもつ未知のモンスターの狩猟が気軽に楽しめる。

初公開された実機プレイでは、大社跡にて双剣を装備したハンターを操作しながらゲーム内容が紹介された。フィールドに点在するテント内では、アイテムや装備の変更、オトモを切り替えるオトモボード、食事が利用できる。このあたりは、シリーズお馴染みの要素だろう。

新要素となる翔蟲は、プレイヤーの足元に蟲の形をしたゲージが表示されており、貯まっているゲージ分だけ翔蟲が使用できる。翔蟲を使用した後は時間経過でゲージが回復し、ゲージが溜まって翔蟲が戻ってくると再使用可能になる。翔蟲はエイムの方向へと自由自在に飛ばすことができ、従来では登れなかったテントの上や高い山に登るなど、移動しているだけでも楽しめる自由度の高いものになっているようだ。なお、高所から落ちてもダメージは負わないので、自由にフィールドを探索してほしいとのこと。

ハンターと共に狩りに出かけるオトモには、新たに設けられたアクションスライダーから指示を出すことができる。搭乗して移動するほか、簡単なコミュニケーションもとれるようだ。お手をするガルクやネコジャラシで遊ぶアイルーはとてもかわいらしい。ガルクにはAボタン長押しでも搭乗することができ、コマンドを入力しなくても簡単に乗ることができる。ある程度の高所はガルク搭乗中にも登ることができ、搭乗中には研石などの一部アイテムも使用可能。ストレスなくスムーズに探索が行える。

フィールド上には多数の環境生物が生息している。緑色のヒトダマドリを取得すると体力が増えたり、野生の翔蟲を取得すると一定時間使用回数が増えたりと、クエスト内のステータスをパワーアップする手段が増えているようだ。そのほか、大翔蟲を放つことで大ジャンプするなど、フィールド内が探索しやすくなるギミックも追加されている。

実機プレイでは、ヨツミワドウを狩猟する様子も披露された。ハンターの攻撃にはダメージ表記があり、ロックオン・ターゲットカメラらしきインターフェースも表示されていた。モンスターを攻撃すると落とし物も落ちるようだ。そのほかにも移動中の採取が可能になっていたりと、『モンスターハンター:ワールド』でみられたシステムが散見される。

本作に登場する各武器には、翔蟲を使用した新アクションがいくつか存在する。双剣は、鉄蟲糸のついたクナイをモンスターに付けることで、その部位に対して攻撃すると追加ダメージを与えることができる技を持つ。また、翔蟲を前方に放っている間に攻撃を受けるとカウンター攻撃が発動する当身技も披露された。

実機プレイ終了間際にはアオアシラも乱入。アオアシラ以外にも、過去に登場したモンスターが“それなりに”登場するという。ちなみに、本作ではハンターの収録ボイスが過去作以上に豊かになっている。ボイスの頻度は、ゲーム内のオプションから変更可能とのことだ。

以上のように、実機プレイにて多くの新情報が明らかになった本作。登場モンスターや武器ごとの新アクションなど、今後公開される情報にも注目しておこう。『モンスターハンターライズ』は、Nintendo Switch向けに2021年3月26日発売予定だ。