『Crysis Remastered』PC/PS4/Xbox One版が9月18日に国内発売へ。PS4 Pro/Xbox One Xではレイトレーシングもサポート

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デベロッパーのCrytekは8月21日、『Crysis Remastered』のPC/PlayStation 4/Xbox One版を、9月18日に発売すると発表した。同スタジオに弊誌が確認したところ、日本でも同日発売予定とのことだ。なお、Nintendo Switch版についてはすでに販売中である。

『Crysis Remastered』は、2007年に発売されたFPS『Crysis』のリマスター版だ。キャンペーンモードのみが収録され、フィリピン海に浮かぶ北朝鮮軍が占拠する島を舞台に、プレイヤーはアメリカ軍の特殊部隊兵として、音信不通となった考古学調査隊の救出作戦に挑む。

本作では自然あふれる広大なマップが用意され、前半は北朝鮮軍兵士を、後半は謎のエイリアンを主な敵とし、自由度の高い戦術的アプローチを楽しめる。また、銃器の各種アタッチメントは状況に応じて即座にカスタマイズ可能。さらに、プレイヤーキャラクターが身にまとうナノスーツによる、スピード・ストレングス・アーマーの強化およびクローク(光学迷彩)を利用することで、ステルスプレイから超人的な立ち回りまでが可能となっている。

今回のリマスター版は、『World War Z』などを手がけたことで知られるSaber Interactiveと共同開発。最大8Kの高品質なテクスチャを用意し、HDRをサポート。さらに、テンポラルアンチエイリアシングやSSDO(Screen Space Directional Occlusion)、SVOGI(Sparse Voxel Octree Global Illumination)、新たなライティング設定やモーションブラー、視差オクルージョンマッピング、パーティクルエフェクト、レイトレーシングなども活用して、ビジュアルの大幅なアップグレードを実現したそうだ。

開発には、もちろんCrytekの自社エンジンCRYENGINEを使用。レイトレーシングはPS4 ProおよびXbox One Xでプレイした際にもソフトウェアベースにて適用され、これは同社タイトルとして初の試みだという。一方PC版では、NVIDIAのDLSS(Deep Learning Super Sampling)をサポートし、GeForce RTX GPU向けのVKRayによるハードウェアベースのレイトレーシングにも対応する。こうした技術によるビジュアルの進化は、上のトレイラーにてオリジナル版と比較する形で紹介されている。

*Nintendo Switch向けにも、高品質なリマスターがおこなわれた。

本作においては、今年7月初旬に公開予定だったゲームプレイトレイラーがリーク。これを見たファンからは、PC向けのオリジナル版から進化していないなど辛辣な声が寄せられ、リーク映像が投稿されたYouTubeには多数の不評が投じられる結果に。その後、Crytekはトレイラーの正式公開および発売時期の延期を発表し、ゲームをさらに磨き上げると表明した(関連記事)。今回公開されたトレイラーには、不評を大きく上回る好評が投じられており、ファンも納得する仕上がりとなったようだ。

『Crysis Remastered』のPC(Epic Gamesストア)/PlayStation 4/Xbox One版は、9月18日に発売予定。Nintendo Switch版と同じく、日本語音声・字幕に対応するものと思われる。

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